意識して避けてきたテーマがある。
ズバリ「金儲け」だ。
避けた理由は、短絡的なことしか思いつかないし、そもそも皆が必死で考えてることだから、それらを越える内容が書けるとも思わなかったからだ。
ブログを書くようになって、世間でやり取りされる情報を見ていると、老若男女を問わず興味あるテーマは「儲か(け)る」だと感じるようになってきた。
- 現状の儲けが不十分だから、もっと儲けたい
- 儲けた後どうするか
ネット上で、様々な意見を見ていて儲けたい思う理由として大きく2つあるように感じた。
- お金があればなんでも買えて、幸せになれる
- お金があれば不幸を避けられ、幸せになれる
上記の理由は、古典的ですらあるので、反論も古典的になる。
- お金で幸せは買えない
従来、不幸を避けるためにお金が役に立つというのは、不測の事態に対処できるということを意味することが多かった。例えば、
- 事故にあったら
- 火事になったら
- 怪我や病気になったら
これらの多くは、保険というジャンルの商品もあるので、「買う」の対象でもある。
ここまで挙げた内容だと、「儲か(け)る」が果たす役割は「貯金」でも果たせる。
今の時代の「儲け」を目指す考えには、新しい要素が加わってきてように感じる。
それは、束縛からの開放であり、自由の追求だ。
少し前まで、日本では世間を上手に渡りたければ、上から可愛がられることだという教えがまかり通ってきた。
だから体育会的上下関係が好まれたりもしていた。
しかし、今の日本では、その「上」が不安定な弱い存在になり始めた。
少々理不尽でも受け入れれば報われてたことが、報われない(と思える)ようになってきた。
レールに乗れば良いと教えられてきたのに、乗ったら目の前でレールが切れていることに、多くの人が気づき始めたのだ。
実際にレールが切れてれば皆躊躇せず降りるだろうが、現実には降りる人のほうが少ないかもしれない。それでも多くの人がレールを降りるだろう、既に降りてる人も多いはず。
降りてどうするか?
そこで直面するのが、どうやって儲けるかだ。
もちろん名案はない!
インターネットの台頭で、テレビ、新聞、出版等の既存メディアが衰退していると言われるがインターネット上で出回るコンテンツの多くは、まだ既存メディアの二次利用がほとんどだ。
この数年で全く新規に生まれたビジネスがどの位あるのだろうか?
インターネット上には様々なビジネスが存在するが、全く新規に生まれてるものは少ないというより殆ど無いと言って良いかもしれない。
場がリアルな店舗から、ネットに移っただけというものが殆どではないだろうか?
だとすれば、どうやって「儲か(け)る」かの答えは、大きく2種類の方向性があるだろう。
- 商品は何か?
これに答えを出せるのは自分自身しかいない。
- いつ始めるか?
速いほど良いだろう。本当に時代が変わる前になんらかの動きを取る方が良い。失敗しても失敗を武器にできるはず。
「儲か(け)る」と「貯金」の違いは、増えるか減るかであり、続くか続かないかだ。
そして「儲か(け)る」の最大の強みは、自信がつくことだ。
自信が付けば束縛から開放されて自由になれる。
何に束縛されてるか?
「嫌な奴と付き合わなければいけない」「嫌な奴に頭を下げなければいけない」という束縛を
多くの人が受けているだろう。
(客商売で、客に頭を下げることを嫌がるという意味ではない。)
そこから解放されるために儲か(け)る必要がある。
間違っても、儲かるからと言って嫌な奴と付き合ってはいけない!
最後に古典を1つ。
「儲」と言う字は、分解すると「信」+「者」。
誰かの信者になることではなく、自分の信者をつくることを目指すのが正解だろう。