違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

知っているのに、考えるだけでは気付かないこと

「考える」と「気付く」の違いについて考えていると、「考える」は、その前までわからなかったことがわかったり、自分なりの答えにたどり着いたりという、出発地と目的地の関係に似てるように思える。

 

それに対し「気付く」は、知ってる(見えている)のに忘れていた(認識できない)が何かをキッカケに知っていた(見えていた)ことを再確認するような場合に用いることが多いような気がする。

 

人生には、答えを自分自身の外側に求めて一生懸命考えても考えてもわからないことが、ひょんな事から自分自身の内側にあったことに気付くことがある。

 

気付くのは、莫大な借金や重篤な病気という過酷体験がきっかけになることが多い

 

「360日外食」のTBS木村郁美アナ、その理由と壮絶人生を初告白

「あの頃を思い出すとぞっとします。あなたは大きな荷物(借金)を背負わされて、生きた心地がしませんでしたね。今度は僕が心肺停止で、ほぼ絶望。ギリギリで幸運だったのは、お互いがほぼ同じタイミングで人生最大の危機を迎えたことでした。それ以来、ぼくらは考え方がシンプルになりました。おいしいものを食べて、おいしいお酒を飲んで、他愛なく笑って一日を過ごせれば、それだけで幸せ。これからもそんな尊い時間を積み重ねていきましょう」。

 

字面だけ見ると、贅沢な外食が良いというリア充話かと勘違いしそうだが、そうではないのは言うまでもない。

 

 

 

一方で過酷な状況に陥る前から自分の内なる声をはっきり意識してる人は、過酷な状況でも軸がぶれない。

 

借金50億円を返済した「全裸監督」の話術

――こう言っては失礼かもしれませんが、なんて“しぶとい”人なのかと。

 

【村西】いつもそう言われるんですよ。借金が50億円あって、自己破産も自殺もせずに生きていられたなんてタフですねと。でも、本当はそんな人間じゃないんです。死んだら楽になると思ったことは何千回もあります。ただ、状況が許さなかった。

 

 

お金を儲けたくて、商売をやっていたわけじゃないんです。私はとにかく人に感動を与えたい。それが人生の充実になると信じています。あのね、感動にはレベルもラベルもないんですよ。

 

 

こういう軸がぶれない人の生き方は圧倒的に少数派だろうから、感銘を受けても参考にはならないかもしれない。

 

矢沢永吉、さだまさしなど、億を超えるものすごい額の借金を完済した芸能人

 

しかし、こういう人がいるんだということを知っておくことは、我々のような迷える子羊には励みになる。

 

生き方に関わる重大な何かに気付くのは、多くの場合不幸中の幸いが起きている。

 

幸いをもたらすのは、心の底で眠っている、元から持っている自分自身の価値観に気付くことがキッカケになる。

 

気付けたことが自らを助けるのだ。

 

人生観が変わる瞬間。ネット上でシェアされ続けている21人の体験メッセージ

1. 階段を使えるうちに階段を楽しもう

2. 「許し」は過去を変えることはできない。だが、未来を変えることはできる

3. 人生は決して短くなんかない。生きている限り人生はあるのだから、一生かけてや  ることが人生である

4. 「愛している」という言葉のマジック

5. 人生はどれだけ勝ち続けられるかじゃない。負けたときにどれだけ前に進むかだ

6. 一番大事な力

7. 父親というもの

8. 我が人生に悔いなし

9. 大切な人の死に比べたらどうということはない

10. 脳は人を支配しようとする

11. 怒りのはけ口に使っていいよ

12. 自分は何者でもない

13. 決して学ぶことをやめるな

14. 人生の秘密は3人のグアテマラの小さな女の子の手にあった

15. 隣の芝はいつだって青い

16.例え身内にでも嫌な奴になるな

17. 賢い言葉

18. 親子の絆

19. すべては物の見方である

20. よい1日にすることは、悪い1日にすることと同じくらい簡単

21. ママに必要なのは助けてもらうこと

 

 

 

 

上記で紹介した全裸監督である村西とおるさんはこんなことも言っている。

 

この世に普遍的なものの見方なんてないのです。同じ黄色といっても、私とあなたではイメージする度合いが違います。私の価値観がある、あなたの価値観がある。しかし、ものの見方を変えれば、お互いの価値観がクロスオーバーできるところがあります。そこを探るのです。

 

「考えること」が足りないと言われる最近の日本人だが、むしろ「気付く」ことの方が大事ではないかと感じる。

 

人間が人間である限り「欲」からは逃げられない。

 

だから、自分を有利にするためのポジショントークの応酬となる。

 

有利不利ばかりを争うポジショントークは、相対的な位置を競うだけで疲弊するが、ポジショントークに自分らしさという価値観が入ってくると、相対的な位置の争いから絶対的な位置を目指す側面も生み出すので、競争に伴う疲弊にも充実感が伴うようになる。

 

そのためには、自分の心の内側に既に持っているけど眠っている何かに気付く必要がある。