昨日書いたエントリーで『動画』はやっぱり大きなキーワードだと気付いたが、この中には、見る人と作る人がいるが、その比率や内訳はなかなか知ることができない。
そこで、キーワードの絞り込みだけでどこまで迫れるかやってみた。
改めてGoogle Trendsを用いて『動画』を単体で調べると、
なんと、『動画』は都市部では順位も低いが、何よりもスコアが低いということがわかった。
この結果を見て、興味が完全に別の方向に移り、都市と地方での格差を感じさせるキーワードにどんなものがあるか調べてみた。
ビジネス書では、大きなテーマになっている『マーケティング』。
都市と地方という違いと言うよりも、東京とそれ以外と言ったほうが良いと言えそうだ。
ちなみに、下位の順位とスコアは、
41 三重県(27)
42 福島県(27)
43 佐賀県(27)
44 徳島県(26)
45 山形県(26)
46 高知県(26)
47 島根県(25)
『投資』。
これも、都市と地方で差があると言えそうだ。
ちなみに、下位の順位とスコアは、
41 山梨県(57)
42 島根県(57)
43 大分県(57)
44 岩手県(55)
45 宮崎県(55)
46 鹿児島県(54)
47 青森県(52)
都市と地方で格差があったというわけではないが、東京が一番だったものとして『コンテンツ』があった。
ところで、この『コンテンツ』の関連キーワードに"有料 コンテンツ 解約"や"有料 コンテンツ 確認"などが出てくる。
なんとなく、『コンテンツ』というワードには、『課金』の匂いが漂ってくる。
2012年の夏の終わり頃から『課金』が伸びている。
『課金』のインタレストを確認すると東京が最下位。
大雑把な傾向が示されてるだけなのだが、東京や都市部で課金コンテンツが作られ、地方が課金コンテンツを消費しているイメージを持ってしまう。
課金というのは、消費者側が課されるというイメージの方が、作り手側が課すというイメージよりも大きい気がする。
実際には、東京にも課金コンテンツを楽しむ人は大勢いるだろうが、割合で示すならば地方よりも少なく、そして偏見かもしれないが、東京には課金コンテンツを作る人が大勢いるということを示してると思えてしまう。
『コンテンツ』を生産物という見方をすると、都市が生産地で地方が消費地に当たるのかもしれない。
では、農業や漁業や工場で作られるいわゆる『生産』物と、広い意味での『消費』を、検索可能な2004年以降で比較すると、
常に話題は『消費』が上回っている。
『消費』に対する興味の上位に東京や大阪が入っている。
一方『生産』に関しては、東京も大阪も下位になる。
物流の発達が『生産』と『消費』の現場を離れさせたが、インターネットの発達や『地産地消』などということばもよく聞くようになると、開いた距離が縮まる方向に向かっているのだろうかと感じられるが、比較してみると、
『地産地消』は、ほとんど0に近い状態と言えそうだ。
コミュニケーションに距離が関係ない時代になったが、色んな分野で生産者と消費者の距離は縮まってないかもしれない。
コミュニケーションの改善では縮まらない距離というのががありそうだと思っていたら今日こんな記事が出ていた。
30年間で増加した「意識だけ高い系」の夫たち 2018/7/24
もしも企業が製品・サービスを通じてこのギャップを解消してくれるならば、世の夫のみならず、妻からも大いに歓迎されることでしょう。夫婦の状況を客観的に捉えた上で家事分担について適宜助言してくれるコンサルティングサービスなども、さらに需要が出てくるかもしれません。家庭の、企業の、行政の知恵を総動員して取り組み、なんとか解決していきたいところです。
全然関係ないはずのものを結びつけるのが結構好きな私は、意識だけ高い系の夫は妻から捨てられ『離婚』につながるだろうと思い、『生産』『消費』『離婚』を比較してみた。
なんとも面白い結果が出た。
『離婚』は、『生産』とリンクするように推移していたが、東日本大震災の頃から1年程掛けて『消費』とリンクするようにシフトしている。
これは、何を意味するのかを、別の機会に、全く無関係なことと結びつけて書いてみたい。