違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

太陽光発電のどこが魅力か?

「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」に関して連続してエントリーを書いたが、その中では、太陽光発電を支持する話を書いた。

 

一方、台風21号で大きな被害を受けた関西では、吹き飛ばされたソーラーパネルの被害が写真付きで多数出回っている。

 

そういうものを受けて、下記のような記事も出ている。

 

台風で「空飛ぶ太陽光パネル」被害多発 太陽光発電による死者は原子力の5倍!? 2018.09.06

1兆kwhr発電あたりの死者数を比較したもの。2012年のもので、チェルノブイリ事故や福島第一原発事故なども計算に入っている。これを見ても、太陽光パネルは原子力発電の5倍、犠牲者を出していることが分かる(ちなみに、天然ガスによる火力発電は原子力発電の44倍、石油による火力発電は400倍の死亡者数となっている)。

 

最近は、豪雨水害も増えているが、水没したハイブリッド車やEVのような大容量バッテリーの搭載車は、思わぬ二次、三次被害の原因になる要素の危険を孕んでいることが理解され始めている。

 

これらは、現実に起きていることなので、同じことを繰り返さないための対策が必要になるだろう。

 

しかし、それとは別に、インパクトの大きさで、実際以上に大げさに捉えてる場合もあり得る。

 

 

検索して、太陽光発電を導入して後悔している方たちのブログやホームページを見ると、大きく3つのポイントがあることがわかる。

 

1つ目は、ソーラーパネルのメーカーが不明もしくはそんなメーカー知らないというところが作っていて、訪問販売で取引されることが多い。

 

2つ目は、販売の仕方も関係するだろうが、設置工事がいいかげん、これが実に多いらしい。

 

3つ目は、上記2つも関係するが、不動産投資のサブリースと共通するもので、投資に対する欲が強すぎて、確認すべきことがおろそかになっている。

 

その結果、こんなはずではなかったということが起きている事が多く、国民生活センターに持ち込まれる案件も多いようだ。

 

 

 

 

太陽光発電は、電力に関係するからインフラ関連事業かと思いきや、取扱事業者はリフォーム関連事業として取り組んでいることが多い。

 

 

 

 

北海道地震とそれに伴う39時間の停電を乗り切った時にあって良かったもの

 

上記のブログには、役立ったグッズや家具の配置の工夫が書いてあるが、役立ったグッズの多くはアウトドア用に準備していたものだとわかる。

 

備えあれば憂いなしと言うが、そんなつもりではないが役に立ったと言うのが正直なところかもしれないし、一石二鳥だったと言えるかもしれない。

 

しかし、共通点がある。

 

非常時や緊急時など、ピンチの時には、サバイバルセンスが発揮される。

 

準備をして備えると言うよりも、サバイバルを日常の延長線上に想定できていれば、日常もサバイバルも全部ひっくるめて一事が万事として考えられる。

 

私が太陽光発電に感じる魅力の原点にあるのがこれだ。

 

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記憶が曖昧だが10年くらい前に近所のホームセンターで購入したモバイルソーラー発電充電器で、調べてみるとメーカーはもうこの手の商品を手掛けていないようだ。

 

KAIHOU KH-SC01B

 

買った価格は、1980円位だったと記憶してるが、一瞬躊躇するのは、果たして元を取れるであろうかと言う思いだった。

 

しかし、私は太陽光発電そのものに興味もあったので実験のためだと思い買った。

 

結論から言うと大満足。

 

写真を見ると分かる通り、すごく汚れているが、これは外に出しっぱなしにしてる時に途中から雨でびしょ濡れになった事が何度もあるし、2階のベランダの手摺りにのせることが多いが、そこから下の地面に落下させたことも何度かある。

 

汚れは積もり積もったものだが、その都度綺麗にしようとするが、綺麗にならない。

 

こんな状態で使ってるが、問題なく使えている。

 

使ってるうちに、コストパフォーマンスと言う意識が完全に無くなり、芽生える意識が、「そもそもランニングコスト0で、晴天時しか機能しないが無尽蔵な太陽光を使えてるという実感が心を豊かにする」というような感じに変化するのだ。

 

永久機関に通じる世界観が得られるのだ。

 

規模の大きな太陽光発電になると実際にはコスト意識を持つなというのは無理だし、注意点やネガティブな要素も出てくるかもしれないが、無尽蔵に存在するものを、ランニングコストタダで賢く使えるというのは、日常でも機能するが、サバイバル時こそ本領を発揮するだろうと思えるからだ。

※長期間使えばランニングコストは必ずしもタダではないかもしれないが。

 

太陽光発電に関する最大の問題は、取り付けを含めて、どの業者と付き合うのかという点に尽きるだろう。