違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

再び、バブル崩壊がカウントダウンに入っている?!

日本政府が発表する情報では、日本は景気が良いということになっているが、街角の声は景気が悪いと嘆くものが多い。

 

果たして、今の日本はどういう状態なのだろうか?

 

 

予測が当たると評判のニトリの会長は、2018年の初頭に、2018年をこう予想している。

 

ニトリ会長が2018年の日本経済を大予測!「今年はズバリ…」

経済界一、経済予測を的中させる男――。

ニトリホールディングス(HD)会長の似鳥昭雄氏(73歳)は、財界でそう呼ばれる。

 

私の見立てでは、その失速がはっきりしてくるのは'18年の第3四半期(10~12月期)くらい。そこから第4四半期('19年1~3月期)にかけて、状況はだんだん悪くなっていく。

 

 

つまり、これから悪くなり始めると見ているのだ。

 

 

<参考>

このニトリの会長の予測に対するビジネス界の反応が下記だ。(当時) 

https://newspicks.com/news/2774070/

 

 

 

昨日(9月20日)行われた自民党の総裁選で、安倍首相の3選が確定した。

 

そして、その翌日(=今日)になると、一斉に(私の目にはそう見えた)こんな話題が出てきた。

 

 

個人投資家は「忍び寄る危機」に備えるべきだ このままだと2019年に「金融危機」が来る?  2018/9/21

著名な経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイス(1908-2006)が語ったように、いつバブルが崩壊するかは誰にもわからない。筆者も金融危機がいつ来るかなどとはとても明言できない。しかし、つねにその可能性を頭に入れて資産運用をすべきだ。

 

 

もう一回、バブル崩壊が見られるかも!   chikirinの日記  

金融機関の多くが「頭金も貯められてない人に、こんな多額の住宅ローンを貸して大丈夫なのか?」「こんな物件にこんな額の融資をして大丈夫か?」と疑問に感じつつ、目先の利益のために貸出を続けています。

 

日銀のゼロ金利政策のせいで、将来のことなど考えてられないほど足下の収益が厳しいからです。

 

常識的に考えて、安倍首相が来年の消費税増税、その後の憲法改正の動議の前に(超低金利政策からの)エグジットを考え始めるとは思えません。

 

そんなことして景況感が崩れたら、増税も憲法改正もできません。

 

黒田総裁なんてすでに「エグジットは俺の仕事じゃねーよ。次に総裁になる奴、どーぞよろしく」と開き直ってるようにさえ見えます。

 

 

 

念のために補足するとchikirinさんは、間もなくバブルが崩壊するとは言ってない。

 

 

 

 

バブル崩壊の原因は、金融政策の不手際であり、その政策の元で活動する金融機関の振る舞い方に起因する。

 

つまり、与信判断が根本的に機能していないのだ。

 

 

65歳大学教授、銀行にお金を借りに行ってみた  2018/9/20

多くの銀行は、預貸率の低下や、外債投資の失敗で株価の純資産倍率は退場宣言状態となっている。さらに、優良個人の見込み顧客が資金を借りたいとしているにもかかわらず、戦闘放棄をしているのだ。

 

不謹慎だが年老いた親がお金を残すに違いないし、繰り返すが賃貸マンションもあり、株券やその他の資産もあるので、1000万円くらい住宅ローン金利並みでお金が借りられれば、あれも買えるし、こんな旅行をできる。それにもかかわらず「それはできない」と、頑なであるのが日本の銀行だ。

 

 

 

先日、キャッシュレス社会というエントリーを書いたが、その中で日本でキャッシュレスが普及するためには、銀行の弱体化が必要だと書いたが、今度起こるバブル崩壊が銀行の弱体化を促すとすれば、それは日本にとって必要なプロセスだと思う。

 

 

大きな流れで見ると"正常"に復帰するためのプロセスであっても、被害やとばっちりは最小限に済ませたい。

 

今年は、自然災害が多いが、最後に人災が待っているかもしれない。

 

これから、住宅の購入を長期のローンで考えようと思ってる人は、よ〜〜く考えたほうが良いだろう。

 

しかし、これから起こるかもしれないバブル崩壊は、未来に向かうために必要なプロセスでもあるので、まさに諸刃の剣となりそうだ。