違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【日本人】一発大逆転!

頑張れば活路が拓けると信じ(られ)ることが、モチベーションの源泉であることは、今も昔も変わらないが、現代社会では頑張ることが"一発大逆転"にはなかなか繋がらなくなっている。

 

ホームランがある野球や格闘技などのスポーツでは、劣勢を一挙に挽回する“一発大逆転”がイメージしやすいが、日本人は特に一発大逆転が好きな国民性だと言われる。

 

 

 

 

"一発大逆転"は、システムがしっかりと確立し強固になるほどに起こすことが困難になる。

 

 

 

しかし、逆転劇は、何もしなくても訪れることがある。

 

 

 

でも、逆転劇には王道は無さそうだ。

 

 

 

“何も無いから”、“失うものが無いから”こそ、時に“一発大逆転”を目指すのだが、何も無いと逆転劇にエントリーすることも許されない時代になりつつあるかもしれない。

 

 

 

 

"一発大逆転"を狙う時、システムが機能してる場合には、無策という策で挑むことがあるが、多くの場合は玉砕する。

 

 

 

ところで、“一発(大)逆転”の反対語は何になるだろうか?

 

もちろん辞書的には無いだろうが、

 

 

 

“一発(大)逆転”の反対語は、“愚直に徹する”が相応しそうだが、他にも反対の意味が存在しそうな気がする。

 

 

 

"一発大逆転"を許さないのは、強固なシステムと言って良いかもしれない。

 

つまり、"強固なシステム"が、もう一つの反対語になる。

 

 

 

一発大逆転を狙う気持ちの背後には、不遇に対する恨みや反発や憎悪が感じられることが多い。

 

 

 

 

無策に近い策の中には、偶然のおかげで上手く盲点を突く場合がある。

 

 

 

だから、一発大逆転は、奇跡とも言われる。

 

 

しかし、"一発大逆転"が起きかけている現場の真っ只中にいる人でも、今がその最中だとはわかりにくいだろう。

 

"一発大逆転"を狙ったり、期待する気持ちは、「この先はどうなるか分からない」という気持ちが産み出すものだ。

 

だからこそ、システムに逆らう価値観が産まれるが、それは意図しない価値を産み出すこともある。

 

 

 

 

相撲協会を追われた貴乃花の政界入りが噂され、政治力を持って相撲協会を改めようと意図しているなどと言われている。

 

この話を聞いて、"一発大逆転"を感じたが、同時に呪縛の深さも感じたので、いろいろTwitterからネタを拾ってみたが、私の結論としては、良い悪いは別にしてそこには努力などではなく、それこそ"運"とか"縁"とか、自分ではどうしようもない力の影響を受けて成立する世界観があり、"一発大逆転"はすべての人に実は起こっているんだろうと改めて感じた。