世の中にはさまざまな分野やカテゴリーが存在し分類されるが、実際には明確に分類できるほど独立した存在でもなければ、業務の多角化などや、流行があればすべてがそこに群がるという意味では、どんな仕事だってみな同じと言えるのだ。
ライバルは同業者や隣接業界とは限らないという現象はガラケーが登場した頃から顕著になり、スマホの普及で個人が情報発信するということが日常になり、いわゆる業界の常識や世間の常識を意識するとライバルや敵が見えなくなる。
特にコロナ禍で、従来のカテゴライズで業界や業種を捉えるとピント外れを起こすことになるかもしれない。
そんなつもりがあろうがなかろうが、敵や味方という分類が機能しないし、意味を持たなくなっているかもしれない。
イベント業界の隣接業界を調べていたら、ちょっと悲しい出来事がありました。。。
— 近藤@イベント業界.com (@Event_gyoukai) 2020年8月18日
東洋経済新報社さん、ぜひイベント業界を推して下さい♪#イベント業界 pic.twitter.com/E1qx9aBGpa
最近急に慌ただしい動きを見せてる政治の世界だが、ついつい安易にカテゴライズする保守や革新というジャンル分けも疑問を感じた方が良いのかもしれない。
結局、誰でも良いから勝ち馬を作ろうとしているだけであり、勝ち馬を見極めてできるだけ早くその尻尾にくっ付きたいだけにしか見えない。
敵が味方に転じたり、その逆も、十把一絡げに裏切りだと表現されるのは背後にイデオロギーがあるからだとされるのだが、そもそもイデオロギーなんてものがオワコン化し、ただの損得勘定に反応してるだけだとすると、厄介になるのが義理人情を当てにすることかもしれない。
政治の世界は義理人情の世界だと言われるが、その政治の世界ですら手のひら返しが目立つようになってきた。
少し前まで、義理人情の反対語は実力主義だったような気がするが、どうもそこも変化してそうだ。
プロセスや因果関係が重視されてた業種や業界などでも、結果オーライが浸透してるように感じられる。
結果オーライが浸透すると、地道な頑張りが評価されづらくなるが、一発大逆転や下剋上は簡単に起きるようになるだろう。
結局、一発大逆転や下剋上の前段階には地道な頑張りは有効なはずだから、これはこれで悪くないかもしれない。