安田純平さんの話題が、なかなか沈静化しないように私には見える。
賛否や支持不支持や好き嫌いが両極端に分かれていて、対立する双方がそれぞれに持論を引っ込めないことが、その原因だと思われる。
そこで安田純平さんが、どの程度話題になっているかをGoogle Trendsで調べてみた。
期間は検索可能な2004年以降で見てみると、
安田純平さんは、2004年にもイラクで拘束された日本人の消息を掴むためにイラクのファルージャに向かう途中に武装勢力に拘束されていて大きな話題になっていたが、この時はすぐに解放された。
その後、2015年に再度シリアで拘束され話題になっていたが、その後今回の解放まで拘束され続けていた。
Google Trendsを見れば分かるように、安田純平さんは拘束されたことだけしか話題になったことはない。
今回の解放劇の話題がどれほどだったかを見るために、最近話題になった沢田研二さんと直近90日で比較すると、
なかなか大きな話題になっていることが分かる。
ところで不思議なことは、Wikipediaの安田純平さんを見ても、ジャーナリストとしての活動の実態は見えてこないことにある。
そんな中で、Twitterを含めていろいろ検索してると、動画で残ってるものが出てくる。
2012年のTBSの報道特集に安田純平さんが出ているのだ。
#報道特集
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) October 27, 2018
2012年、 当番組は安田純平さんのリポートでシリア内戦を報道していた。
命を張って、戦地の生の声を届けてきた安田氏。
彼こそ本物のジャーナリストであり、国家の宝物ではないか。
何が自己責任だ💢
こうした取材があって、我々は現地で何が起きているかを知ることができる。 pic.twitter.com/vJNBIBL2du
報道特集には、2015年にも出ている、
#報道特集
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) October 27, 2018
安田純平さんが戦場取材を続けてきた理由。
2015年のシンポジウムで、安田氏。
「見放してきたことが現状の一番の原因。見捨てられた人たちが、他に手がないんじゃないかとか、やけくそになったりということで起きている」
…そして、戦地の子どもたちの声を届けようとしていた安田氏。 pic.twitter.com/76LFF3vqvq
安田純平さんがシリアで拘束されたのは2015年6月なので、この番組に出た後で拘束されているのだ。
フリージャーナリストという肩書だが、出てくる情報からは、お抱えジャーナリストという感じが漂う。
だからだろうが、こんな意見がある。
安田純平氏が危険をおかして持ち帰った情報より、現地の人々がTwitterやSNSで発信した情報を分析した方がずっと正確でリアルタイム性も高い、という“事実”は、そのまま旧ジャーナリズムの在り方の終焉を意味し、これを認めることは自己否定につながる。新聞やテレビが彼をもてはやす所以。
— カラサワ (@cxp02120) October 26, 2018
安田純平について
— ブルー (@blue_kbx) October 26, 2018
橋下徹「これだけの税金を使い政府に労力をかけさせたんだから謝るのは当然。玉川徹が『英雄』と言ってたが英雄ですかね。この状態で」
馳浩「見てる人は皆バカだとわかってる。3回も行ってるんだからバカの上塗りと一緒。それよりも救出されたプロセスを検証し次に生かすべき」 pic.twitter.com/1RAvknAzJo
ジャーナリズムとは、事実の伝達であり、その解説や論評であるとされる。
しかし、『事実』というのが実に難しい存在なのだ。
裁判における法廷は、建前上は正義と真実を追求する場とされてるが、実際は立証できた証拠というあやふやな材料を基に法廷テクニックという詭弁を弄する場に過ぎないのに似ている。
詰まるところは、すべてポジショントークであり、皆生きることに必死であるという当たり前の現実だけが見えてくる。