インターネットにはフェイクニュースが付き物だが、リテラシーを積んだつもりでも判断を間違う事がある。
特ダネとまでは言えないまでも、未確認のオモシロ情報かもと思えるものがあるとついつい飛びついてしまう。
リテラシーが低いと言えばそれまでだが、その程度の反応ができないようでは、そもそも情報化社会を渡っていくことはできないだろうとも思う。
先週こんな情報が流れた。
日本を代表する巨大メディアグループ読売新聞グループの代表取締役主筆である渡邉恒雄氏の死亡のニュースがあったが、これが虚報であれば読売は即刻抗議すべきだし、事実なら報道されるべきだが、沈黙が続いている。
— くろやす (@kuroyasu17) November 17, 2018
マスコミの機能と責任が放棄されている。https://t.co/mAyMzPjjW7
リンク先の記事には、このニュースが報じられないのはアベ総理の帰国を待ってるからだと書いてあるところが、ゲスの勘繰りをくすぐってくれる。
もちろん私はこのニュースに飛びついた、しかし続報がないまま今日になり、こんなツイートを見た。
「ナベツネ」こと渡辺恒雄さん。ご健在とのことです。渡辺さんとは「小さなジャガイモ」をめぐる想い出があります。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) November 22, 2018
フェイクニュースには、うそとパクリがあるが、上記の例は現在真相不明だが、うそかもしれない可能性がある。
しかし、うそだとしたら、このニュースは大きなものだったので、真相を知る筋が否定しないという不思議も残る。
非常に謎が多いので、時系列で出回った情報を押さえておくと後で面白い事に気付けるかもしれない!
フェイクニュースに付き物のもう一つの要素である“パクリ”について、最近こんなケースに出くわした。
弊社刊『子どものための手話事典』(全日本ろうあ連盟監修)94頁の「鳥」の手話のイラストを用い、「尊い」を表すとする、誤った情報が拡散しています。心ある皆様のお力で訂正情報が広まりつつあり感謝申し上げます。誤った情報を拡散することのないようお願いいたします。https://t.co/dDIO0CzPm1 pic.twitter.com/kdzn0Mx7Mb
— 汐文社 (@choubunsha) November 20, 2018
パクった後で捏造し(ウソをつき)て発信してるのだ。
発信者は21歳らしく、多くの人から非難のリプライを受けてるようで、
僕が何したってんだ!
— 孔明 (@koumei_toho) November 22, 2018
そうだよ! 誤った情報だよ! なんか文句あるか!
— 孔明 (@koumei_toho) November 22, 2018
お前ら全員夢想封印で退治してやる!!
— 孔明 (@koumei_toho) November 22, 2018
そうだよ、誤った情報だよ! 解釈の違いで揚げ足取ってくんじゃね~~!!! うんちうんちうんち!! うんちブリブリBrigade!!
— 孔明 (@koumei_toho) November 22, 2018
お前ら全員に夢想封印!!!!
最初に非難された時点では軽くいなすつもりだったようで、こんなことを言っていた。
『「尊い」を表すとする、誤った情報』
— 孔明 (@koumei_toho) November 21, 2018
うーん、誤った情報とは言えないのよ
あれはある意味ネタなのよ
尊いイラストを見たときに、絵師さんに送るコラ画像とでも言えばいいかな pic.twitter.com/ZKPJ1TwA9O
創造は、模倣から始まる。
あるいは、
創造は、模倣の組合せのバリエーション。
などと、言われることもあるが、目指すところは本来はオリジナルのはずだ。
しかし、最近の模倣(パクリ)は創造(オリジナル)には向かわずにフェイクに向かう傾向が強い。
これは、すでに存在する需要の横取りをしようとするからで、プロセスよりも結果のみが問われるようになった結果だろう。
オリジナルとのほんの少しの違いがパクリだが、パクリとウソはセットでフェイクを生み出している。
そう考えると、当分フェイクは無くならないだろうと思える。