違う見方

複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

実践的な楽観主義と悲観主義の使い分け!

おもしろい話があった、この30年間の意識の変化を示しているのかもしれない。

 

ビートたけし「若者に"夢を持って働こう"とか言いすぎ。食うために働くでいい、なんで生きることの意義とか言ってるんだ」

1月13日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、司会のビートたけしさんが若者の働き方について言及した。番組では日本の労働力不足問題について、AIや外国人労働者の受け入れでどのように変化するのかが取り上げられた。

 

その中でなされた会話は、

 

幻冬舎の編集者・箕輪厚介さん(33)

「若者にとって『食うために働く』必要性がなくなっている」

「一方的に自分の時間が奪われる電話が嫌」

 

大竹まことさん(69)さん

「誰かから電話がかかってきたら嬉しいだろう」と反論。

「ニートとかそういうのは200万人くらいいる。賃金が高ければみんな働く

 

箕輪厚介さん(33)

「時給が上がったら働くってんじゃなくて、お金が欲しかったら時給が低くても働くんだから、人にもよると思うんですけど逆に働いていない人は働く必要性がない」

 

ビートたけしさん(71)

「教育が悪い。若いやつは夢を持とうとか自分しかやれないことを見つけようとか、いくら言ったってそんな仕事できない」

「労働することに、そんなにいろんなこと、夢とか言いすぎだよ。食うために働く、それでいいのに。なんで生きていくことの意義とか言ってんだよ」

 

梅沢富美男(68)さん

「現実に自分がそんな経験してジジイやババアになってる」と同意し、「大学出ないとサラリーマンになれないから『お前ら(中卒などは)働け』」と現実を突きつけられて生きてきた世代がいると主張した。

 

視聴者やTwitter

「新しい価値観を伝える箕輪さんと、自分が生きてきた世界の範囲でしか返答しない大御所さん達」という声や、特に箕輪さんの話が遮られることが多く「人の話を遮らないでほしい」といった声が寄せられた。

 

 

実際にTwitterに上がっていたものを以下に記すと、

 

 

 

 

 

働き方や連絡の取り方を巡って世代間に大きな隔たりがあるような話に一見見えるが、わたしには「三つ子の魂百まで」に似た「青春時代の思い出は永遠に色褪せない」に思えた。

 

若い頃に体験した新鮮な感動や体験が、テクノロジーに拠るものだった場合、そのギャップに驚き感動するが、その後の進化がさらに進んでももはや最初の感動を超えないのに似ている。

 

いまだに東京タワーがシンボルとして機能し、新幹線といえば初代新幹線が忘れ去られないことにも通じる気がする。

 

電話に関すると、上記のような話の前の段階として松本清張を思い出す。

 

昭和30年代を舞台にした作品の中で、東京の刑事と福岡の刑事が事件に関する捜査の依頼と報告を郵便を使って速達で交わすというシーンが描かれている。

 

電話をありがたがる大御所世代は、その時代を知っているから電話の感動が色褪せないのかもしれない。

 

逆にいうと、その後の進化はさらに進んでいるのだが、最初に感じたギャップを超えないのかもしれない。

 

こういうことは、恋愛にも当てはまりそうだ。

 

大きな感動は一瞬の一期一会に似ているが、人間の欲はその再現を求めるし、もっともっとと欲求は大きくなるだろう。

 

しかし、実際には最初の感動を超えるようなことが起きても、もはや感動を味わえないということは多い。

 

この、求めても求めても最初の感動を超えられないというところにも、悲観主義の発生が関係してるように感じる。

 

最初の感動とは何だったのかを理解する必要がある。

 

それは、予期せぬギャップだったからだ。

 

サプライズに再現性がないのは、心のどこかに『期待』があるからだ。

 

パンドラの箱に最後まで残っていた罪悪は何だったか?

 

『希望』だ!

 

 

悲観主義の大元には、期待や希望があると言えそうだ。

 

だとすれば、楽観主義への道は簡単だ。

 

期待しない、希望しないだ。

 

「楽観主義は、意志が作る」とはよく言ったものだと思うが、言うは易く行うは難しの典型で究極の難問の一つかもしれない。

 

楽観的に行動するとは、「期待しない、希望しない」それでも行動するということだが、それは、信じることを、思うことを、淡々と実行するということになりそうだ。

 

少しだけ実例を紹介して終わり。

 

 

 

リンク先の記事には、

 

マイケルは1980年代に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで人気絶頂を極めていました。ところが、わずか28歳でパーキンソン病を発症し、人生のどん底へ突き落されたのです。

 

しかし、彼は決してあきらめませんでした。粘り強く病気に相対し、苦境を逆手にとってパーキンソン病を抱える役柄で俳優復帰すると、今では自身の名を冠したTVシリーズに主演するほどの活躍を見せています。

 

 

そんな彼が、自身の『救いがたき楽天家』というドキュメンタリーの制作にあたり、私にコンタクトしてきたというわけです。

 

さて、私はマイケルに会い、彼の遺伝子を検査しました。そして、楽観的・悲観的、どちらの写真に注意をひきつけられるかをコンピュータ上で調べる「注意プローブテスト」で、彼の認知バイアスも計測しました。

そこでの検査結果は意外なものでした。マイケルの遺伝子型は、悲観的なタイプに分類されるものだったのです。

 

 

マイケルの遺伝子の型がきっかけになって、研究の見直しが進みました。すると悲観的と思われていた遺伝子の型は、実は外界の影響をうけやすい型にすぎないことがわかったのです。

 

 

意識的に、ポジティブな画像を見るように訓練をするというものがあります。そうすると、悲観的な人が楽観的にかわっていくという実験結果が得られました。

デューク大学の研究では、心に浮かんだ考えや映像に「ラベルづけ」するだけで、脳の前頭前野を活性化させ、悲観脳の中枢である「扁桃体(へんとうたい)」を鎮められることがわかりました。

 

 

 

なんと、医学的にも楽観主義は意志が作るものだと証明されてるようだ。(若干条件は付くようだが)