プリウスが悪いのか?
プリウスは被害者(車)なのか?
東京・池袋で乗用車が暴走。自転車の親子などを相次いではねたあと別の車に衝突。横断歩道の歩行者を次々と巻き込みました。3歳の女の子と母親が死亡、8人がけがをしました。運転していたのは87歳の高齢者。警察の調べに「アクセルが戻らなくなった」と説明しているということです。 #nhk #NW9 pic.twitter.com/0Skdqp5tyi
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) April 19, 2019
ほぼ同じケースの事故が2年半前の福岡で起きていた。
この時は、事故を起こしたのは今回と同型のプリウスのタクシー。
2016年12月、福岡市博多区の原三信(はらさんしん)病院にタクシーが突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた元タクシー運転手の松岡龍生(たつお)被告(66)の判決が27日、福岡地裁であった。平塚浩司裁判長は「被告がアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えた」と認め、禁錮5年6カ月(求刑禁錮7年)を言い渡した
今回の事故とよく似てるようで違いもある。
あ〜、あったな、原三信病院にプリウスのタクシーが突っ込んだ事故。あの時は「アクセルが戻らない」じゃなくて「ブレーキを踏んだけど止まらなかった」んじゃなかったっけ。事故を直接見た人の話では、タクシーは途中でさらに加速したらしいから、ブレーキと思って踏んだのはアクセルだった可能性大。
— とある病院勤務医 (村人C) (@t31415926535) April 19, 2019
運転手の供述は自分に都合の良いものにすり替わるものなので話半分で聞くとしても、プリウス本体もしくは、プリウスを選択する人の何かが事故を誘発してるようにも思えてくる。
真相はともかく、多くの人にとって大事なことは、これらの事故を教訓に明日は我が身とならないようにすることだ。
明日は我が身とは、油断すると、加害者になり、被害者になるということだ。
「危機管理の基本は、悲観的に準備し、楽観的に対処すること」
— 災害ニュース (@zagimu) January 16, 2019
佐々淳行(元内閣安全保障室長)
事故やトラブルに関わらないためには、徹底的に悲観的に準備しなければいけない。
ここで言う悲観的とは、決してネガティブとは同じではない。
悲観的だがポジティブでい続けるためには、ネガティヴな情報に接しないようにした方が良いのか?
それとも、ネガティヴな情報を克服したり、無視する強さが必要なのか?
なんとなく、私たちが勘違いしてるのは、人口減少や若者のクルマ離れや“所有よりシェア”や高齢者の免許返納など、勝手に自動車の数が減ってる印象を持っているが、実際には総数では増えこそすれ減ってはいないのだ。
上記グラフの引用は下記のサイトから
http://www.garbagenews.net/archives/2031119.html
つまり、車の総数は増え、運転手の年齢だけが高齢化しているのだ。
そして厄介なことに、高齢者ほど、足腰が弱り、車以外の選択肢が極端に減るので、「運転させない」という施策だけでは不十分になる。
#急発進・加速防止機能 ※の開発搭載を懇願。#自動車メーカー 様#大学教授 の皆様#エンジニア の皆様
— ふー* (@Ashitalight) April 21, 2019
※アクセルをベタ踏みするとニュートラル、戻せばアクセル。
高齢者にこそ車が必要な理由が沢山あります。
高齢者ドライバーは増えます。
悲劇はいつも若者に、国はもっと補助を。#池袋暴走事故
こういう事故を防ぐためにこそ、最も有効なのが自動運転だ。
車の運転が好きな人は自動運転を嫌がるが、危機管理的な観点で見れば、高齢者を否定的にネガティブに捉えるよりも、車の運転を人間に委ねること自体が危険だと捉えた方が良いのかもしれない。
まだまだ自動運転は不十分なので、当分高齢者が目の敵にされるだろうが、年齢の問題というよりも個人的な身体の機能の問題であり、自己管理能力の問題であることは明らかだ。
そうすると、外見では判断しづらくなる。
事故を起こさない、事故に巻き込まれない、そのために何ができるかというと、一人一人が自分自身のアンテナの感度を上げるしかない。
結局ここに行き着く。
危機管理の基本は、悲観的に準備し、楽観的に対処すること。
— 危機管理評論家 佐々淳行の名言 (@a_sassa_bot) April 19, 2019
悲観的に準備することを楽しめる能力(=センス)が大事になる!