違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

コロナが引き起こす新たな『所与性』格差!

自粛で喘ぐ今の日本では補償を巡って新しいステージが始まろうとしている。

 

循環するべきお金が、人々の移動という循環が絶たれたことに連動して、循環しなくなったからだ。

 

天下の回りものと言われるお金は、人生を振り回すことが多い。

 

「お金」を理解する「名言集」

 

この名言集の中から気になったことばを二つ引用すると、

 

金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。

出典イワン・ツルゲーネフ(ロシアの作家)

 

 

金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。

出典小林一三(日本の企業家)

 

 

現代日本人は、当然のことだと思っていた『働かざる者食うべからず』という価値観をコロナから攻撃されている。

 

『働かざる者食うべからず』は、コロナ前は、強者が弱者に押し付ける価値観であり強迫観念で、合法的搾取を成り立たせる基本でもあった。

 

合法的搾取は、金は天下の回りものを成り立たせる一方で、お金の流れに偏りを作り出す落とし穴の上に成り立っているとも言える。

 

 

 

 

今、心の中には矛盾が生まれていて葛藤してる人も多いだろう。

 

金銭的にはコロナ前の生活に戻りたいと思いながらも、コロナ前の生活が本当に幸せだったかというと、そんなことはないという矛盾や葛藤だ。

 

 

人間の本性はピンチの時に現れるという。

 

普段は穏やかだったり、リーダーシップを見せるのに、ピンチになると落ち着きをなくし逆上し、周りをガッカリさせる人は多い。

 

逆に、普段は無神経に見える人が冷静沈着で頼もしかったりする。

 

 

赤ちゃんは泣くのが仕事と言われるが、令和2年度の大人の仕事は人混みに近づかないことから始まった。

 

 

 

 

個人的には、こうなったことは悪いことではないと思っている。(コロナの犠牲になることが良いという意味ではない)

 

 

生物的な進化は突然変異によって引き起こされると言われるが、それは細胞内の遺伝子の突然の変化を指すので、自らの内側で発生する。

 

コロナの発生は、どうやら外側から人間の行動や価値観に突然変異のように急激な変化をもたらしているのかもしれない。

 

検索すると出てくるが、コロナはいまだに陰謀論も根強く、特許が絡んだ国際機関が絡んで生み出されたものでビル・ゲイツも一枚噛んでいるという説もあったりするが、真相はどうであれコロナが出現したことだけは間違いない。

 

外側からのコロナの攻撃が、人間の突然変異につながるならば、やはり内側から変化は顕在化するはずだ。

 

ただ他の生き物と違うのは、遺伝子レベルの変化ではなく、価値観の変化によって、それも大きな集団としてまとまって価値観がシフトするかもしれないことによって、人間の生き方が変質するかもしれない。

 

 

否定的で悲観的に捉えられるコロナだが、肯定的に楽観的に捉える余地もたくさんあるはずだ。

 

 

『否定⇔肯定』、『悲観⇔楽観』にも格差が生じることだろう。

 

 

個人的には、大騒ぎした後に何事も無かったかのように元に戻ることが一番詰まらないことだと思っている。

 

元に戻るとは、所与性の復元でもある。

 

 

www.chigau-mikata.club

 

 

これをキッカケに起きるであろう新たな変化を楽しみたいものだ。