ブルース・リーは1973年ハリウッド初(たぶん)のカンフー映画『燃えよドラゴン』の中で、今も語り継がれるシンプルな名言を二つ発している。
Don't think feel!!(考えるな、感じろ!)
fighting without fighting(戦わずして勝つ)
藤井四段を追ったNHK特集に見入る。
— 先刻┏(。Д。┏ )┓ (@sulove_senkoku) October 8, 2017
絶体絶命のピンチ→将棋教室で先生が見せてくれた「燃えよドラゴン」→Don't think feel!!→ブルースリーと藤井がオーバーラップ→逆転の一手へ。
この展開は激しく燃えた。
でもこの場面で、わしの脳裏には「帯ギュ!」が浮かんだw pic.twitter.com/C9Sczr8LEu
ブルースリーが言う究極の「武」とは、The art of fighting without fighting(戦わない戦いの芸術)。心の平和に気付きブレない不動心を獲得すること。それはWe are all one &one love!http://t.co/Slk84D9a
— ただ真剣に君を守り隊❗ひよどりくん🐦(^🔸^)🥚🐣🐥🐔🥚 (@soojiroo) November 8, 2012
この場合のartは芸術というよりは技術の意味が強い。
日本では、どちらかというとマニアックなオタク受けしてることばだが、アメリカでは座右の銘にしてる経営者が多いことでも知られている。
YouTubeにはかなり古いがインタビュー動画もある。
これらを見ると気付くが、ブルース・リーは俳優だから演技が上手いというよりも、プレゼン能力が高い人だと感じられる。
ブルース・リーの発した二つのことばの逆はと言うと、「考えながら戦う」となる。
普通に考えると最も合理的で賢明に感じられるこの「考えながら戦う」というやり方は、具体的に何をやってるかというと、現代では比較検討が中心だ。
何を比較検討するかというと、オープンにされてる情報や個別にプレゼンテーションされる情報をだ。
比較検討することは、コンペと呼ばれたり、相見積もりと呼ばれたりする。
これらのやり方で勝ち抜くことがブルース・リー流の逆となる。
比較検討で明らかになるのは、相対的な優劣。
相対的に優れた方を選ぶことが加速させた価値観が、生産性に通じる効率や時間短縮やコストダウン。
コンペや相見積もりなど相対的評価が向いているのは、インフラを含めた社会基盤の整備などで、整備された基盤の上での人間活動の場では個人個人が持つ個性を活かすという絶対性が問われるようになり、すでにその動きは出ている。
考えないのは最悪だとしても、考えるだけではダメで、感じることが問われる。
そして、勝つためには、戦わないという戦略や戦術が必要になり始めている。
以前いた会社に来た本部通達。
— 久保田ナオ | ビジュアルで情報を伝える人 (@nomoko_design) March 8, 2019
「5年以上同じ会社と取引するときは、5年目に相見積もりをとること」
現場担当は100%毎年お願いしたい会社があるのに、忙しい中競合他社を探してコンペをしなければならず...。誰も幸せにならないルールでした。(そういう会社もあるのねって程度に流してください)
仕事も遊びも、人間だって会社や組織だって、関係が自然に始まる場合は、「好き」や「興味がある」から始まる。
しかし、大義名分が先にあって始まる関係の場合は「相応しいかどうか」や「得なのか損なのか」で選ぼうとする。
だって、詐欺や偽物が多いんだもの!
漢字の話になるから日本のガラパゴスという話かもしれないが、
ひとのためを漢字で示すと、『人+為=偽』となる。
信じる人を集めると、『信+者=儲』となる。
良かれと思ってやってることに疑問を持つことはきっと大事!
まもなく平成も終わり新時代が始まるが、新時代の価値観は果たしてどうなるのだろうか?