違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『歌は語るように、セリフは歌うように』!

朝起きてベッドでラジオを聴いていると、

 

3月はMarch、

 

行進曲もMarch、

 

と言っていた。

 

共通点でもあるのだろうかと思って調べてみた、と言ってもTwitter検索だが。

 

こういう作業にはTwitterは本当に便利!

 

 

現代の音楽のジャンルと違い、古典音楽は独特なジャンルに分かれている。

 

子守唄や小夜曲(セレナーデ)なんていうのもあったな程度は思い出せるが、他にどんなものがあるのだろうか?

 

 

 

こうやって見ると、昔の音楽のジャンルの名付けには、文学的な薫りが漂うことが感じられる。

 

意味はわからなくても、音の響きだけでも伝わるものが多そうだからだろうか小説やドラマや映画のタイトルとも相性が良さそうだし、それ以外にも車の名前やレストランやカフェのメニューの名前とも相性が良さそうだと再認識できる。

 

 

音楽業界の古典的用語は文学的なセンスに溢れているが、他にもこんなものがある。

 

 

 

なんだかわからないけど音の響きがカッコイイというのは結構な武器になるなと感じられる。

 

そう言えば、人間の場合はは結構な武器だ。

 

 

 

演劇や歌などの芸の世界には、「歌は語るように歌い、セリフは歌うように」ということが語り継がれているらしい。

 

今回初めて知ったことばだが、そう言えば味のある歌い方をする人は、語るように歌っているなと妙に納得させられた。

 

語るように歌う歌は、上手いというよりも心に響く味が感じられるのは、何か通じるものがあるからだろう。

 

少し調べてみると、どうやら2009年に96歳で亡くなられた俳優の森繁久弥さんのことばらしい。

 

 

『歌は 語るように歌い、セリフは 歌うように 言うもんだよ、、、』

 

 

ベテランのコメディアンが、シリアスな演技を演じるというのは森繁久弥さんから始まったことらしいが、シリアスなセリフを歌うように言うというのは、私たちの日常でも意識すると良いことがありそうな気がする。

 

歌の世界でセリフというと私にとってはこの曲だ。

 

2013年に65歳で亡くなられたシンガーソングライターの大瀧詠一さんが作詞作曲した『夢で逢えたら』。

 

最初にリリースしたのは吉田美奈子さんで1976年。

 

それ以降、数多くのアーティストにカバーされていたが、2018年にレコード会社やレーベルの枠を超えて、この曲のオリジナルとカバーを全て集めたアルバムが出ている、全部で同じ曲が86曲。

 

「夢で逢えたら」ばっかり86曲『大瀧詠一作品集Vol.3』全収録楽曲発表

 

このサイトには、86曲のプロフィールも載っている。

 

 

 

 

 

 

この曲には、なんとも甘酸っぱいセリフが入る。

 

 

いまも私 枕かかえて

眠っているの

もしも もしも 逢えたなら

その時は

力いっぱい私を

抱きしめてね

(お願い)

 

 

 

『歌は語るように歌い、セリフは歌うように』というのは、意識するとおもしろいかもしれない。

 

おそらく私を含めて多くの人は、日常生活でもビジネスの場でも、この真逆に勤しんでるはずだ。