皆さん、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)見ましたか?
東京オリンピックに出場するマラソンの選手を決める大会で、すでに過去の大会で良い実積をあげた選手のみに参加資格が与えられた大会がMGC。
今回はその男子の大会に関しての話。
結果は下記の通りで、上位2人がオリンピック出場が決定した。(あと1枠あるがそれはまた別に選ばれる)
#MGC#マラソングランドチャンピオンシップ
— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) September 15, 2019
🥇中村匠吾(富士通)2:11:28
🥈服部勇馬(トヨタ自動車)2:11:36
🥉大迫 傑(Nike)2:11:41
④大塚祥平(九電工)2:11:58
⑤橋本 崚(GMOアスリーツ)2:12:07
⑥竹ノ内佳樹(NTT西日本)2:12:31
⑦鈴木健吾(富士通)2:12:44
⑧中本健太郎(安川電機)2:12:46
MGCは、日本陸上連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの、「ただ1回だけ良い記録を出した一発屋ではオリンピックでは勝てない、だから良い記録を出した人だけを集めて決勝戦を行い、そこでも良い成績を上げて一発屋ではないことを示してほしい」という考えに基づいて生まれた大会だと言われてる。
今日取り上げたいのは14位でフィニッシュした設楽悠太選手。
個人的に注目してる選手がいない中で、なんとなく惰性で見始めたMGCだったが、スタート直後から設楽悠太選手に惹かれてしまった。
スタート直後から飛び出し1人単独で他の選手を引き離し始めたのだ。
序盤は設楽選手のペースが速いというよりも他の選手が牽制しあったり後半に体力を温存する作戦を取ったからの差だったが、だんだんと設楽選手のペースも上がりはじめ速いペースになっていった。
この大会に勝ってオリンピックに出場することを目指すという走り方ではなく、世界の一流選手と互角に戦うために必要な走りを実践してるように感じられた。
そんな姿に、男が男に惚れるものを久々に感じてしまって、設楽選手のファンになってしまった。
しかし、真夏ではないとはいえ今日も暑いことには変わりないし、マラソンをするという意味では暑過ぎるといって良い気候なので、無謀と紙一重のチャレンジであることは明らかだった。
下馬評ではどの選手も基本的な戦略に差が無い中で、設楽選手だけは何を考えてるかが分からないと言われていたようだ。
「体力が保てばトップだろうが、体力が保たなければビリになる」、本気とも冗談ともつかないそんな走りを描いていたらしい。
一時は2位グループを2分以上離し、トップを映すテレビカメラには2位が全く映らない状態がずっと続いていたが、徐々に差が詰まり、ついに、
#MGC
— 貧乏旗本四男坊 (@gvAu5vmP4JTUWXR) September 15, 2019
設楽悠太 選手
37km 給水地点
2位集団に追い越される pic.twitter.com/fZb216iq1B
結局14位でフィニッシュ。
マラソンに詳しい人は戦略ミスだと考える人も多かったようだが、わたしは今日の走りを見て設楽選手のファンになってしまった。
一か八かの勝負が只のバクチならばこんなに惹かれはしなかっただろう。
覚悟と本気が感じられたから惹かれたのだと思っている。
だから、あっぱれと言ってあげたい!
沢山の応援ありがとうございました!
— 設楽 悠太 (@Honda_1218) September 15, 2019
楽しかったです!#MGC