違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

オリンピックや万博は日本では有事

日本が高度成長してた頃の小学校の教科書では東の東京と西の大阪は規模において甲乙付け難いと教えていたように記憶している。

 

大学のイメージだって東大と京大(大阪ではないが)は場所が違うだけで同じレベルだと世間では認知されていたように記憶している。

 

 

個人的な印象としては、東京と大阪の格差が決定的になったのはバブル期の頃からで、その少し前の時期から大阪の象徴だった吉本興業も東京に活路を求めていた。

 

改めて東京と大阪を比較したくなったのはたまたま次のツイートを見たから。

 

 

 

落ちたな〜大阪と感じた。

 

 

内閣府の資料に東京の一極集中がどのように進んだかという推移を示すデータがあった。

 

 

 

 

データの出典は下記サイト

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s3_3_19.html

 

 

70年代以降は大阪(圏)は人口が減少期に入っていたのだ、印象としては90年代の半ば以降だと感じていたが、それより四半世紀早かったのだ。

 

前回の大阪万博は1970年3月から9月までの半年間開催されたが、この時には大阪圏は減少期に入っていたのだ。

 

 

さて2025年開催の大阪万博は何かと懸念を指摘する声が大きく、こんな話もある。

 

万博主要施設は突貫工事必至か、小山薫堂氏と落合陽一氏のテーマ館は落札者決まらず 2023年5月25日

22年12月に入札の不落・不調が伝えられ始めてから、はや半年がたとうとしている。それでも2つのテーマ館は実施設計や建設工事の着手にめどが立っていない。突貫工事で進めざるを得ない事態が現実味を帯びてきた。

 

 

ここまでの流れを総合すると大阪が残念な印象を受けるが、忘れてはいけないのは2020(2021)東京オリンピック、私はあったことを忘れていた。

 

2020東京オリンピックは、なんだかんだ言われながらも閉幕時には感動の方が多かったと総括され成功だったとする声も少なくなかった。

 

しかし、2年経過するとあったことを忘れていたし、何か印象に残ってるシーンがあるかというと、まるでないというのが正直なところ。

 

どうしてこんなに東京オリンピックの印象が薄いのかというと、ロシアがウクライナに攻め込んだことが大きい気がする。

 

オリンピックも万博も、開催の意義は世界の平和が前提だ。

 

 

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五輪メダル売ったウクライナ選手 日本人落札者から届いた驚きの言葉  2022年4月18日

ロシア軍の侵攻が続くウクライナで、スポーツ選手たちが各地の大会で手にしたメダルを売りに出しています。収益を軍や病院などの活動にあてるためです。

 

 

現代の日本でオリンピックや万博に色気を出す時の前提は平和というよりも平和ボケのように感じる。

 

今の日本では、オリンピックや万博は平和ボケゆえの有事に思えてしょうがない。