違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

GoogleTrendsから感じられる令和の不倫!

東出昌大さんと唐田えりかさんの不倫の話題がおさまる様子が感じられない。

 

世間だけでなく、芸能界の中の人たちも積極的にこの件に触れる発言が多いのが、過去の不倫騒動と違うような気がするが、検索のされ方から過去の不倫をGoogleTrendsで見てみると、今回以前にいくつかの反応の山があるので何があったのかを調べてみた。

 

GoogleTrends『不倫』2004年以降

 

①2013年5月

 

タレントの矢口真里さんの肉食不倫や間男不倫と呼ばれる出来事が起きていた。

 

夫で俳優の中村昌也さんが帰宅するとベッドに知らない男(モデルの梅田賢三さん)が寝ているのを発見、というなんともゲスの心をくすぐる話題が一気に広まった。

 

この不倫では、主婦層の反感を買って矢口真里さんは市場価値を失っていった、その際に夫の中村昌也さんは子供を欲しがっていたが、矢口真里さんは「その前に稼げるだけ稼ぎたい」と言っていたことも伝わり、主婦層のさらなる怒りを買ったと伝えられている。

 

②2014年6月

 

ダウンタウンの浜田雅功さんの不倫が発覚。

 

わたしには世間が騒いだという記憶が全くないので収束も早かったのだと思う。

 

③2015年9月

 

これはちょっとおもしろい反応で、有名人の誰かの不倫が発覚したのではなく、ネット上で「不倫してるママ友とどのように付き合えば良いのか?」が話題になっていたのだ。

 

不倫中のママ友から、その間子供を預かって欲しいと頼まれた方からの相談から火が着いたようで、子供を預かることは不倫に加担してるようで嫌だし、あなたもしてるんでしょという目で見られているようで嫌だという思いに共感や意見が増えて検索の反応が上がったようだ。

 

④2016年1月〜7月

 

一斉を風靡したゲスの極み不倫と呼ばれたタレントのベッキーさんと人気バンド『ゲスの極み乙女』の川谷絵音さんの不倫が発覚。

 

記憶に新しいし、書き出すとキリがないほど話題があるので触れないが、この話題が続く中で4月に乙武洋匡さんの5股不倫が発覚して世間を驚かせると同時に呆れさせた。

 

乙武さんの不倫はなかなか着地点が見出せない中で、何も悪くない奥さんが「わたしにも責任がある」と謝罪するに至って世の女性陣の怒りを爆発させてしまった。

 

五体不満足で有名になった乙武洋匡さんにはスキャンダラスなイメージはまるで無いところにいきなり出たスキャンダルだったのでインパクトも大きかったが、決して人気芸能人だったわけではない乙武洋匡さんにこれだけ反応したということは、イメージに対するギャップが悪い意味で大きかったからだろう。

 

 

⑤2017年9月

 

山のピークは9月を示してるが6月頃から複数の不倫が話題になっていた。

 

9月に発覚したのが山尾志桜里衆院議員と倉持麟太郎弁護士のダブル不倫。

 

8月には歌手の上原多香子さんやお笑いの宮迫博之さんだけでなく女優の斉藤由貴さんの不倫も発覚し、7月には歌手から議員になった今井絵理子さんの不倫が発覚していた。

 

トータルの検索数としては盛り上がっていたが一件一件を見ると有名人だから公職だから話題になっていただけで、今となっては大きな爪痕を残していた出来事には思えない。

 

⑥2019年7月

 

日本テレビ系のドラマ『偽装不倫』が話題になっていたようだ。

 

今にして思えば皮肉なことに主演が杏さん。

 

ここからは令和時代の不倫になるのだ。

 

杏 4年ぶり連ドラ!東村アキコ『偽装不倫』をドラマ化「この話は、実は不倫ではありません」

杏 コメント

連続ドラマ出演は4年ぶりということで、色々と迷う部分もありましたが、

その中で大好きな東村アキコ先生原作の『偽装不倫』を出してもらい、

これを全力でやってみたいという思いがふつふつと湧いてきました。

不倫モノは、私はなかなか共感できないのですが、

この話は、実は不倫ではありません。

タイトルにはドキっとさせられますが、

フタを開けてみると、主人公を応援したくなる、もどかしいラブストーリーだったりします。

主人公とミステリアスな青年が出会い、この先、どうなるんだろうと、

毎話待ちきれない、今までになかった作品になると思います。

 

 

 

そして現在、東出昌大さんと唐木えりかさんの不倫の話題が続いているが、もう一方の主役は裏切られた東出さんの妻である杏さん。

 

 

最近の話題になった不倫を振り返ると、大きな見出しが付いたからといって大きな話題になるわけではないと分かる気がする。

 

男性の大騒ぎや怒りは形だけだったり、覚めるのも早い気がするが、女性が本当に怒ったらちょっとやそっとでは収まらなさそうだと思えてくる、消えたように見えても怒りの火は見えないところで燻り続けるのだ。

 

今回の不倫劇に対して芸能界の中の人たちが、口をそろえたように当事者二人を擁護しないのは、人気商売が女性に支持されないと成り立たないことを意識してるからだ。

 

 

最近の不倫を振り返っての印象は、現代の女性は裏切りを許さないということであり、それは第一印象などという根拠のないものにも当てはまるのだろうということ。

 

女性に対する第一印象を良くすることも大事だが、第一印象が良い人はそれを裏切ったら2倍3倍になって跳ね返ってくる、そんな時代になっている。

 

Metooが話題になった頃からこの傾向が顕著になったような気がする。