平成は消費税時代だと言われている。
平成元年(1989年)4月に3%で導入されたのが消費税。
バブル景気の最中に消費税が導入され、後の1991年から1993年の間に起きた景気後退がバブル崩壊と呼ばれる。
バブル崩壊と消費税は直接の関係はないはずなのだが、その後の消費税の増税とその時々の景気の動向を見ると本当は関係があったのかもしれないと思えてくる。
一般会計の税収の推移と消費税の関係をグラフで見ると次のようになる。
https://www.nippon.com/ja/features/h00013/
この動きと景気に影響を与えるであろう一般歳出の推移をグラフで見ると次のようになる。
https://news.yahoo.co.jp/byline/takerodoi/20191220-00155647/
最近10年を見ると着実に税収が上がっているが、この10年で歳出と税収の差額の累計はとんでもなく増大してることも分かる。
歳出の増大は景気にプラスに作用する要因のはずだが、景気を反映する税収はグラフ上では歳出の傾きを上回ることがない。
税収が増えたからと言って景気が良くなったとは実感できない理由はこの辺にあるような気がする。
グラフを見ると分かるが、昭和の高度成長や今や伝説のバブル景気も、景気が良いということは一般会計と税収の差が少ない時に達成されているのだ。
決して因果関係があるとは言えないのだが、私の脳裏にはこんなことばがよぎる。
ビジネス壊すにゃ刃物は要らぬ、消費税を上げれば良い
令和になった日本をコロナ不況が襲っているが、未来の教科書に載る景気の推移を示すグラフを見ながら未来の人たちは、消費税10%が大不況を招いたと語ることだろう。
風が吹けば桶屋が儲かるように、直接は関係ないのに、生活の知恵としては関係大アリと思うことを表現する時に便利な言い回しが、
『○○殺すにゃ刃物はいらぬ、△△があればいい』
だ。
そういえばつい最近全く違う分野でも似たような話があったなと検索しながら思い出した。
コロナウイルスと言えば中国の話であり、ダイヤモンドプリンセス号の話だと思ってい1ヶ月くらい前の話だった。
新入社員を殺すにゃ刃物は要らぬ、固定電話があれば良い
電話といえば携帯電話しか知らない若者は、就職すると避けられない固定電話でのコミュニケーションに恐怖を感じるらしいが、このことが固定電話恐怖症と呼ばれている。
しかし、オレオレ詐欺が広まり出した頃から、年齢に関係なく知らない相手からの電話に気持ち悪いと感じたり、勧誘や営業の電話には多くの人が不快感を感じるようになっている。
検索すると、元祖は「土方(あるいはテキヤ)を殺すにゃ刃物は要らぬ。雨の3日も降ればいい」と出てくるが、必ずしも元祖とは言えないかもしれない。
他には、「噺家殺すにゃ刃物はいらぬ、あくびの一つもあればいい」など、日常生活に応用範囲が広い言い回しなので覚えておくと便利なフレーズだ。
名店殺すにゃ刃物は要らぬ条例ひとつあれば良い。 pic.twitter.com/lvyuXeGtIL
— 𝙏𝙖𝙠𝙖𝙜𝙞 𝙎𝙤𝙩𝙖 (@TakagiSota) 2020年3月10日
【自営業者殺すにゃ刃物は要らぬ「自粛、不謹慎」と叩けばいい 】
— 深緑の食香る隠れ宿ロスマリヌス (@rosmarinus1998) 2020年3月8日
業種を問わす頑張ってきた自営業者、アーティスト、演者、作家、フリーランス・・・の方々。
収入補填はここが一番必要な層なのに、また国は「優先的融資を」とか、はぁ⁉️
方々が繋がって乗りきれる方法って無いかなぁ。。。 https://t.co/2hX1G2ufjz
今巷では、さまざまな
『○○殺すにゃ刃物はいらぬ、△△があればいい』
が続々と生まれている。
わたしもあなたも何に殺されるか分からない!