一般的なマスクは、繊維の目の細かさがウイルスの大きさよりも大きいのでウイルスを防ぐ効果は弱いという話は非常に説得力があった。
それでもマスクを使うのは、エチケットやマナーとしてコミュニケーション上の効果が大きいから。
マスクをしないで近くで話したり、咳き込んだりされると、マスクでは防げないことが分かっていても不快感が大きく許せなくなる。
しかし、マスクをして遠慮気味に話したり、咳き込んでいるのは、不快であっても許容しなければいけないと感じてしまう。
マスクには、この程度の効果がある、と言うか、この程度の効果しかない、と思っていた。
わたしにはピンとこないのがマスクだったのだが、政府が国民に配ることになった通称アベノマスクには当初から国民のことを思ってというよりも他の思惑の方が透けて見えるような気がしていた。
しかし、オリンピック関連で何千億円単位の不明朗な支出を聞かされた後だったので、マスクは利権的な意図は小さいと思っていた。
しかし、ここに来てやっぱり利権の匂いが漂い出した。
受注4社目、なぜかかたくなに公表拒否 妊婦向けアベノマスク、深まる疑念
一社だけ名前が公表されないことにも疑惑の目が向けられていた。
そして、4月27日になって、
"アベノマスク"の最後の1社『ユースビオ』って何の会社?ネットもざわつく…社民党の福島党首が社名判明と公表
〜〜以下引用〜〜
「法人登録はしてあるけど 業務内容が何かわからない? なんの会社ですか」「設立は3年前という点だけ。代表者名も業種も不明。頑なに公表されなかったので白黒ハッキリつけないといけない」との意見が寄せられた。
〜〜引用ここまで〜〜
4月27日、急にマスクに関していかがわしい話題が他にも連発された。
以下の見出しはいずれも4月27日に出たもの。
ホリエモン、手がけるマスク1枚1万1000円「高すぎ」の声に「ブランドビジネスって知ってますか?笑」
「マスク無意味」論からCDCの方針転換で「マスク必須」へ。マスクプロパガンダとは何だったのか?
そしてあろうことかアベノマスクの発注先はさらに一社が隠蔽されてると発覚したのだ。
内田樹氏があざ笑う「発注先4社だと思っていたら5社でした…ありえない」”アベノマスク”の発注先が急に増えちゃった…
ちなみに、GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で『マスク』を見ると、
かつてない勢いで急上昇している。
念のために、『mask』ですべての国を対象にして見てみると、
日本でも世界でも、かつてない勢いでマスクは注目されているのだ。
こういう動きを示せば、誰でも欲の皮が突っ張るのはしょうがないのかもしれない。
どうやら、カネの亡者と詐欺師が一斉にマスクに飛びついているのではと感じられる。
給付金関連の詐欺は警戒していても、マスクに関しては油断してるだろう。
個人レベルでは、大金が搾取されることはないと思うが、ビジネス絡みだと大きな落とし穴が仕掛けられることを警戒する必要がありそうだ。
マスクに気をつけろ!