違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

素人の時代の始まり!?

専門家やプロが求められる時代になっている。

 

コンテンツを含めたモノづくりに関しては、作り手は徹底的にプロであり専門家であることが求められるのは、消費者よりも知識や経験で上回っていて欲しいという期待があるからだし、その期待はいざという時のトラブル対応などに備えての保険でもあるからだ。

 

しかし、現実には事前にあらゆることを想定して徹底的にテストしていても、それを越えたトラブルが起きるのが使用の現場だ。

 

機械やシステムの設計や開発をした専門家やプロからすると、そんなこと起こるわけがないということが現場では起こるものだ。

 

このようなトラブルが起きた場合、専門家やプロであるという誇りや自負は大抵の場合邪魔にしかならない。

 

このような場合に必要なことは、基本を抑えた上で新鮮な感覚を持った素人(しろうと)の感性だ。

 

起きた現象には必ず理由があるという原点を、常に意識できることだ。

 

 

回りくどい書き方をしたが、現代は素人がバカにされる時代だが、その割には真のプロや専門家がいるわけではない。

 

そんな中途半端なプロや専門家はトラブルシューティングが苦手なので、現場で起きてるトラブルと真摯に向き合わない。

 

そしてそんな姿勢を効率的で生産的だとごまかそうとする。

 

だからこそ、素人的な感性は専門家やプロであること以上に必要とされているのだ。

 

 

 

 

しかし、だからといって専門家に指示を出す立場の人がど素人ではどうしようもないのだ。

 

 

 

 

岡本太郎はこう言っている。

 

 

〜〜以下引用〜〜

 

専門家であろうがなかろうが、体当たりして行きぬくことが人生の極意であるはずだ。

 

本当の人間はみんな透明な眼を持もった猛烈なシロウトなのである。

 

自分の専門に対しても。

 

〜〜引用ここまで〜〜

 

 

 

 

 

一周回って、素人の時代が始まるのかも?