現代を生き抜くためのキーワードの一つに、自分で考えるというものがある。
みんなに当てはまる、教科書的な正解は人生に関しては無いということがほぼ明らかになっているから。
だとすれば、一人一人が、自分だけの正解を見つけるしかなくなる。
簡単なことではないが、手っ取り早い第一歩は『考える』ということになるはずだ。
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YouTubeで養老孟司先生が老いや死について語っているものを朝起き抜けに聞いていたら、おもしろいことを言っていた。
老いや死を現代人は危機と捉えると。
そして、危機に対処するには管理が必要だと考える。
これって『金持ちの考え方なんですよ』とも言っていた。
老いや死は、管理しようとしまいと避けられないけど、金持ちは管理することで対処しようとすると。
昔はみんな貧乏だったから、管理して対処しようなんて考えずに、死や老いは考えても無駄だと思うようにしていた、それしかできないからと。
考えても無駄なことに対しては、考え方を変えるしかない。
こんなシンプルな話が深イイ話に思えることが現代の特徴なのかもしれない。
人間は進化しながらバカになっているのかもしれない。
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そう言えば、どこかの誰かがこんなことを言っていたような気がする。
悩みの99%は、悩むだけ無駄だと。
現代人の悩みの多くは、金で管理して対処することで解消できたり解決できるのではと考えるからこそ生じている、かもしれない。
考えるだけ無駄だという選択肢があることを忘れてはいけないが、もっと大事なことは、考えた方が良いことと、考えても無駄なことの、見極めを間違うことだ。