情報化時代であり、データの時代である現代の、情報やデータの入り口は、新聞やテレビなどから、スマホやPCなどのディスプレイに移ったといえるだろう。
実際の情報そのものは、新聞やテレビ発であったとしてもだ。
現在は削除されているツイートに次のように書かれてるものがあった。
検索しよう→Google
動画みよう→YouTube
音楽聞こう→Apple
パソコンしよう→Apple
写真見よう→Instagram
つぶやこう→Twitter
ドラマ見よう→Netflix
友達と繋がろう→Facebook
電話しよう→Skype
仕事探そう→LinkedIn
タクシー呼ぼう→Uber
ディスプレイが中心になるということは、アプリが中心になるということでもある。
およそ、情報やデータといえるもののほとんどがディスプレイ越しにやり取りされてることが実感できる。
表面的には情報やデータに見える情報化の要は、あるいは儲けのネタになるのは、実はプライバシーだったということが避けられない事実として明らかになってきた。
ウェブページを訪問するたびに、自分の閲覧履歴データが50、60以上の第三者企業の手にわたり、ウェブの至る所での行動追跡に使われることへの同意を求められる状況を生み出した、このうそと愚行のサイクルは、いずれ終わりを迎えそうだ。
ざっくりと言うと検索や閲覧の履歴に関することがクッキー。
クッキーを語ろうとする場合、わたしは二つのことに分類するようにしている、そうしないと結局わからなくなるからだ。
大きな二つの特徴は、
- 利便性向上:一度訪れたサイトではIDやパスワードの入力を省略できるなど
- 広告:ユーザーの価値観や行動パターンを反映している
2年前の記事には、独り勝ちするGAFAへの懸念に対抗する動きが伝えられていた。
グーグル、フェイスブックが大ピンチ?「GAFAM包囲網」が強まるワケ
そして、その懸念に対する切り口としてプライバシーが新たに顕在化している。
GAFAと一括りにされるGoogle、Apple、Facebook、Amazonには、いろいろな包囲網も迫ってる中で、プライバシーを切り口としてFacebookだけが取り残されそうな様相が出始めているようだ。
AppleとAmazonは、もともとITとはいえモノを売る実業に根ざしているので顧客第一主義を貫いていて、それなりのプライバシーへの配慮が機能しているが、Googleと Facebookはその辺が曖昧だったが、ここにきてGoogleが利用者のプライバシーに配慮するという動きに転じる一方で、Facebookは利用者のプライバシーこそが展開してるビジネスの拠り所なので、簡単には追従できないのかもしれない。
もしかしたら4強の一角のFacebookにはピンチの始まりが訪れているのかもしれない。