違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

マッスルメモリー、信じる者は救われる!

マッスルメモリー、文字通り『筋肉の記憶』で、ブランクで衰えた筋肉には鍛えていた頃の記憶が残っているので、再トレーニングを開始した場合に、過去にトレーニング歴がない方が鍛えるよりも早いスピードで以前の筋力レベルに到達するといわれている。

 

が、まだまだマイナーな考え方だ。

 

これに対してメジャーな考え方としては、1日練習をサボれば取り戻すのに3日かかるというものがあり、スポーツだけでなく楽器のレッスンなどにも当てはめられることが多く、聞いたことがある人が多いだろう。

 

もっとも最近ではトレーニングやレッスンの効果を最大限に発揮するためには適度な休息を取ることが最も大事だという考え方の方が主流になってるだろうが。

 

さて、あえて話題にしたいのは、サボりの範疇ではなく、病気やケガでトレーニングやレッスンを長期間出来なくなったような場合だ。

 

わたしは水泳の池江璃花子さんの復活の様子を見ていて、もちろん本人の努力や頑張りを抜きには語れないが、マッスルメモリーの典型ではと思っていた。

 

選手はもちろん、スポーツが好きな人が、ケガや病気で長期間運動ができない状態を余儀なくされると、みるみる筋肉が落ちていくのが分かるようになる。

 

わたしもそういう経験がある。

 

詳しい経緯は省くが、体調の悪化で入院し1ヶ月で30kg体重が落ちて歩くことも満足にできない状態になったのが6年前。

 

エコー検査で、心臓の拍動が健常者の半分に落ちているから全身に血液を送れなくなっていると分かったが、どうしてそうなったのかが全く不明だったが、とんでもない難病かもとカテーテル検査の際に心筋細胞の一部を切り取り、心臓病の研究をしている大学病院に検査依頼に出したりしていた。

 

筋肉はもちろん体脂肪もゴッソリと落ちて、体脂肪率が5%くらいまでになったが、もちろん切れ味のある5%ではなく、干からびて貧相を極めた感じだった。

 

腕も脚も、こんなに細くなるんだというのが不思議だったし、元気だった頃の記憶のことごとくが何かの錯覚だったのかなと思うくらいだった。

 

体力や腕力には自信があったし鍛えているという自負もあったのだが、すべて失ったと感じていた。

 

退院しても、もはや健常者には戻れないだろうと感じていた。

 

大げさでなく、歩く時でも軽く風が吹くだけでよろめくほどだった。

 

自由に動けることが夢になり、自転車に乗れたら気持ちいいだろうなと思うようになった。

 

退院したら自転車に乗れる程度に回復できればラッキーかなと思っていた。

 

病気の原因は不明で、回復したわけではなかったが症状が安定したからという理由で、半年以内に再入院があるかもといわれながら退院させられた。

 

結論から言うと半年後には、元に戻れるぞと感じられるほどに体力の充実を感じられるようになっていた。

 

ひとえに自転車のおかげだと感じてるし、生活も健康に良くないだろうことは一切しなくなった。

 

自宅からの徒歩圏内に標高約600mの山があり、時々山登り(往復で12km〜14km)ができるありがたさを感じるようにもなった。

 

 

 

体調が悪くなった原因として個人的に思い当たるのは睡眠不足。

 

好きなことをしての睡眠不足と、嫌々やってる事での睡眠不足の違いも大きかったと感じられる。

 

 

回復は最初から順調だったわけではなく、ヨタヨタしてる状態が2ヶ月くらい続いた後の検査で心臓の拍動が健常者のレベルに戻ったことが分かったがなんの実感もなかった。

 

その2ヶ月後くらいから確実ににドンドン回復するようになってきた、外来検診の時担当医が、不調になったのも原因不明だが回復も原因不明だと言っていたが、わたしは自転車のおかげだと確信している。

 

医者には自転車の話をしたが、全く興味は示さなかった。

 

 

ちなみに、わたしがとんでもない心臓の難病かもとしれないと語ってる時の担当医は嬉々として感じられたことと併せて考えると、回復したわたしにはなんの興味も湧かなかったのだろうと思えた。

 

検診は3ヶ月ごとに今でも受けている。

 

 

 

回復を実感してた頃、この回復の実感を信じて良いのかといろいろ検索する中でマッスルメモリーの話に出くわして、『俺の身に起きているのはきっとコレだ』と思えた。

 

わたしの場合、筋肉の回復は順調に感じられたが、筋肉と筋肉を繋ぐ腱や関節周りには時々不具合が出て3歩進んでは2歩下がるように感じられたが、半年後には体感的な体力は元に戻ったと思えるほどになったし、ダイエットにもなったので、体のキレは前以上になったと感じられるくらいだった。

 

体には依然として何かしらの爆弾が潜んでる可能性はあるのだが、回復できたという実績は大きな自信になっているが、それもこれもマッスルメモリーのおかげだろうと感じてる。

 

まさに、信じる者は救われるだ。

 

 

昨日Twitter上でマッスルメモリーの話を見かけて、自分で体験してたがこの話題まだブログに書いたことなかったなと思い出し、書いている。

 

病気やケガで大きく衰えたと実感してる方には、無理のない範囲でマッスルメモリーを是非発動させて欲しい。

 

確実に人生が良い方向に変化するはずだ。

 

 

信じる者は救われる!