違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

気温が1℃上がると空気中の飽和水蒸気量は7%増える

久々に雨が降った。

 

少しホッとしている自分に気付く。

 

梅雨明け後あまり雨が降らず、近所の池の水位はぐんぐん下がっていた。

 

思い返すと、梅雨時も例年よりは雨量が少なかったのだ、少し離れてる地域では水害が懸念されるほどだったが。

 

 

まだ水不足は話題になってないが、密かにその懸念が拭えない。

 

 

近年、大雨や集中豪雨は不幸をもたらすイメージがあるが、本来の雨は天の恵みで生き物にとっては命の維持に必要なもの。

 

日本の夏は高温多湿で知られている。

 

そのため、東京オリンピックで大勢の選手が苦しい思いをすることになる。

 

湿度が高いということは、空気中に水が貯まっているのだが、それは目には見えない。

 

ダムや池の水は目に見えるが、空気中の水は見えない。

 

見えない水は、あっても使えない。

 

いったいどのくらいの水を空気が貯め込んでいるかは豪雨をイメージすればわかるが、こんな研究がある。

 

気温が1℃上がると空気中の飽和水蒸気量は7%増える。

 

<参考>

https://www.jma.go.jp/jma/press/2008/20a/kentoukai20200820.pdf

 

 

この7%は複利でまわることを考えると恐ろしさが分かる。

 

 

 

人間を含めて陸上の生き物や植物にとって必要な水は淡水。

 

水は、水として存在するだけでなく雪や氷としても存在してる。

 

地球温暖化で、目に見えない水蒸気として空気中に貯まる淡水が、陸上に降れば恵みの雨や雪になるが、海に降ったら全く恵みではなくなる。

 

地球全体で循環する水の総量には大きな変化はないかもしれないが、その水が循環してこない地域は増えていくかもしれないし、循環してきたかと思うと災害に結びつく規模になることも増えてるように感じられる。

 

 

水のありがたさと貴重さは知っておいて損はない。