わたしには全然意味がある話題とは思えなかったが、世間の感情を逆撫でする話題になっていたのがコレ。
【45歳定年制 サントリー社長釈明】https://t.co/xS22Wf80o0
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2021年9月10日
サントリーHD新浪社長が9日、コロナ収束後の日本経済の活性化策について「45歳定年制を敷き、個人は会社に頼らない仕組みが必要だ」と述べ、波紋を広げている。新浪氏は「定年という言葉を使ったのはまずかったかもしれない」と釈明。
この話題が世間の感情を逆撫でしたということは、琴線に触れた人が多かったということを意味するのだろう。
記事の中で、新浪氏は『45歳は節目…』と発言している。
大きな本屋に行って、ビジネス書や自己啓発書のコーナーに行くと『〇〇歳からの✖️✖️』や『〇〇歳までに✖️✖️』と銘打った本が実にたくさんある。
こういうタイトルの本は基本読む価値はないというのが持論なのだが、それは過去にその手の本を読んで、『ああ、血液型の本と一緒だな』と思ったからだ。
誰に当てはまってもおかしくないことを、ことさらにその年齢や血液型だから当てはまってると錯覚させる、いわゆる釣りで、著者と出版社が中身のない本をタイトルだけで売上を狙う場合の手法だ。
誰だって頭のどこかでは分かっているはずなのが『年齢で人は判断できない』ということだが、処世術として年齢で輪切りにした方がめんどくさくないのだ。
しかし、輪切りにする側に属してる場合は深く気にしてなくても、輪切りにされる側に属してると思い込むと一気に被害妄想が出てくるのだ。
ちなみに、GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で『45歳』の推移を見ると、
着実に右肩上がりで上昇している。
きっと、50歳や60歳はもっとじゃないかなと思ったら案の定だった。
多くの人が年齢が気になってしょうがないのだ、では若いとどうなのだろうか、上記に30歳と20歳を加えて比較すると、
年齢に対して強迫観念を持っているのはむしろ若い方だと見えてくる。
こうやって比較すると45歳はあまり注目されてなかった年齢のようだと分かるが、今回の件を受けて強迫観念を煽る年齢としてクローズアップされることだろう。
きっと、本屋には『45歳からの〇〇』や『45歳までの〇〇』というタイトルが増えるだろう。
日本人は年齢を気にし過ぎ!