少し前にこんなことがあったらしい。
「ヤッホー」と声かけ女子大生にわいせつか ウズベキスタン国籍の男逮捕 2021年8月27日
これ関連のニュースは検索すると上位に出てくる記事はクリックするとほぼ全て現在では削除されている。
『ヤッホー』って声をかけてナンパするなんて現代では不思議に感じないかもしれないが、そうなったキッカケはインターネットの黎明期に登場したYahooのせいではないかと思い当たった。
もしかしたらこのような発想が時代遅れかもしれないが。
Yahooをどう呼べば良いのかがほとんどの日本人が分からない時代があって、ヤホーと呼んだりヤッホーと呼ばれたりしていた。
それ以前の日本人にとってヤッホーは、山の頂上から下界に向かって発する声で、周りの山々に反響してこだまする響きが気持ちいいとするものだった、と記憶している。
今でいうストレス発散に近いだろうが、その頃はストレスという表現がまだ市民権を得てなかったように記憶している。
山の頂上からのヤッホーによく似てるのが、海に向かってのバカヤローだ。
海に向かってのバカヤローは、おそらく青春ドラマの影響だ。
令和の今、山でヤッホーと声を発する人はいるのだろうか?
想像すると、周りに誰もいなければ良いかもしれないが大人だったら爽やかなイメージはないかもしれない、子供だったら微笑ましく感じるだろうが。
わたしが持ってるヤッホーの、山の頂上から発する声というイメージは、検索すると語源的にはちょっと違ってるようで、元々は山登りしてる人が互いの位置を確認し合うためのかけ声だったらしい。
同じ響きのことばでも、時代とともに使われ方が変わっていることが感じられておもしろい。
冒頭で引用したニュースが無ければ考えもしないことだった。