違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

勝てば官軍負ければ賊軍

芸能界や芸能事務所を話題にしようとする場合、ついつい否定的な目線で見ている自分に気付く、全然知らない世界なのに。

 

しかし、少し目線を変えて、チャンスをいかに掴むかという視点で捉えると、そこには途轍もない競争を勝ち抜くことや運が求められるなと感じられる。

 

 

昨夜、少しだけTBS系のオールスター感謝祭を見ながら思ったこと。

 

この番組に出れる芸能人って芸能界に所属してる人のごくごく一部なんだろうなと。

 

見慣れた顔が多いとついつい予定調和などと反応したくなるが、ものすごい競争を勝ち抜くか、あるいはものすごい幸運の持ち主なんだろうなと。

 

競争と言っても、受験や野球の甲子園のような競争と違い、基準が明確ではない競争だ。

 

だからこそ運が問われて、しかもそれがすべてだと思えそうにも見える。

 

 

 

 

神野大地さん、青学出身の箱根駅伝のスター。

 

この解説者の地位は、これまでの活動の結果の知名度を踏まえての人脈や所属の関係の結果であり、それなりの競争をくぐり抜けた結果なのだろうし、多くの人がごく自然に受け入れられる結果にも関わらず、その基準は不明確だ。

 

視聴者も『解説者?』『走らないんだ』という反応が多いように感じられる。

 

 

受験や資格試験やスポーツ競技の場で、合否や勝ち負けの判定に納得できる基準やルールがなければ競い合いは成立しない。

 

しかし、現実の社会の競争はルールや基準が曖昧な中で展開されているのだ。

 

あまり深くは考えてないが、勝てば官軍負ければ賊軍なのだ。

 

 

芸能界に似てるのが政界。

 

だからだろうが、接待、ワイロ、口利きの話題が尽きることはない。

 

曖昧な基準の元で有利を獲得しようとするからだ。

 

法律の問題はさて置き、このような勝てば官軍負ければ賊軍的な振る舞いは増えることがあっても減ることはないように感じられる。

 

そのような場で展開されているのは競争というよりも人間心理を突いた知恵比べなのだ。

 

良いか悪いかは別にして、あるいは世界はともかく日本ではと言った方が相応しいかもしれないが、白黒付けようとする場ではグレーが幅を利かせることはますます増えそうな予感がする。