『〇〇ガチャ』という言い方が、
最近適用範囲を拡大し続けている。
人によって知った媒体は様々だろうが9月に、
『親ガチャ』論争として盛り上がり始めた。
ガチャの由来は下記のサイトを参考にして欲し
い。
https://www.weblio.jp/content/ガチャ
いつ頃から社会に定着したのかをGoogleTrends
で見ると、
社会に認知されたのは6〜7年前からっぽい。
要は、当たり外れがあることがガチャなのだが、
ガチャの本質は平等性にあるという前提でも持っ
ているからかもしれないが、ここ最近クローズ
アップされる〇〇ガチャは、自分が選んだわけで
はないという不平等や不公平を嘆くものが多い。
人に対するものが多い(あるいは似合う)のは、
多くの人が人間関係に由来する不満を抱えている
からだろうし、直接は人間関係に由来しない不満
も人間関係のせいにしたくなるからだろう。
- 親ガチャ
- 子ガチャ
- 上司ガチャ
- 部下ガチャ
などなど、さまざま出てくるし、
- 国ガチャ
なんていうのも見かける。
その一方で、宝くじを含めた投資ガチャには、
まだまだ期待を寄せてる人はたくさんいる。
しかし、そこにアドバイスを介在させるとそれは
即座に人間関係の問題になり、ガチャの対象にな
るのだ。
アドバイスを求めるという意味では婚活ガチャな
んていうのも見かけた。
アドバイスガチャは、
一旦不満が生じると、
詐欺や騙されたとなりやすい。
心理学では悩みを解決する場合に、なぜその悩み
が生まれたのかを突き詰めると良いという説があ
る。
大抵の場合は、悩みや不満の真の由来をはっきり
自覚できると、そんなくだらないことに縛られて
たんだと解放されることも少なくないらしい。
解放されることで救われるとすると、
〇〇ガチャの失敗で悩みや不満を抱えることは、
どこか束縛的で、呪縛的なのだ。
〇〇ガチャという言い方は、それが新たな悩みを
生む場合も少なくないだろうが、自分は〇〇ガ
チャの呪縛に取り憑かれていたんだと気付くキッ
カケになるかも知れない。
ガチャ如きで悩んでたんだと気付ければ、
ラッキーなのだ。
〇〇ガチャという表現があることで、
新たな当たり外れが生まれていることだろう。