素早い判断が求められる現代ではダメ出しも早い。
ダメ出しは、人にも商品にもサービスにも出される。
ダメ出しは、自分で自分に対してする場合もあれば、他人からの圧の場合もある。
ダメ出しされるものはオワコンと呼ばれる。
ダメ出しやオワコンには、腹が減っては戦はできぬという価値観が垣間見える。
そのため、食うためになりふり構わない行動を取ることも致し方ないという価値観につながる。
一方でその反対の意味を持つ表現として武士は食わねど高楊枝というものもある。
これらのことわざ的表現は、武士という上位階級が衰退しオワコン化する過程で生まれたのだろう。
オワコン化に対して抗おうとする場合、順張りするか逆張りするかが典型的なのだ。
池上彰さん「新聞はオワコンじゃない。読まない人は損をします」
— 藤川ひろあき (@nvkePqkpk5P3Y50) 2022年1月12日
なるほど…
新聞はオワコンで、読んだら損をするって事か!!
https://t.co/zzRroWaHeB @sharenewsjapan1から
武士がオワコン化したことにも、現代のオワコンにも共通して当てはまることは、需要に対して供給が多過ぎることから始まると言うこと。
そして、やがて需要側の希望に供給側が対応適応できなくなることで決定的になる。
つまり、オワコンの入り口は競争激化や需要減少があるが、携帯電話が世に出現した頃から顕著になったことに、競争相手は同種同業とは限らないと言うことがある。
需要を奪っている相手が、直接的なライバル関係にあるとは限らない。
つまり、需要側の希望が変化した場合、そのフィードバックを感じ取れないことが多くなるのだ。
競争が激化しライバルが増えると自然と起きるのが予定調和。
違いをアピールしようとすればすれほど同じにしか見えなくなる。
そうなると、安いもので十分になる。
その現象だけ捉えると、安くなければ売れないとなる。
しかし、供給側の対応や工夫次第ではオワコン化の波に抗うことはできそうな気にさせられる話があった。
孤独のグルメ
— 九兆 (@kyu_tyou99) 2022年1月12日
オワコン(終わらないコンテンツ) pic.twitter.com/bq3eFSxQIU
毎回企画を変えて違うことをやろうとしてるのに、同じにしか見えなくなるのが予定調和。
一方、毎回同じ展開なのに、毎回が違うものになるのは、それぞれの回がその都度一期一会を感じさせるから。
メディアの種類を問わず、長く続いてる企画や番組などには、必ず一期一会の要素がある。
だから飽きないし、次もと気になる。
多くのビジネスでは、常連客の囲い込みこそが高効率だと求めるが、そう言う発想がオワコンなのかもしれない。
常連客よりも一見客が大事と言うことではなく、常連客との関係性は予定調和的になりがちで、予定調和化が顕著になるとオワコン化するのだ。
あらゆる分野で感じられるオワコン化の背後には、予定調和を促進させるコンサルタントという存在がちらつくような気がする。
イノベーションの雄であるGAFAは、その成り立ちや発展においてコンサルタントなど必要としたことはないだろうが、GAFA出身の人はなぜかコンサルタントになりたがるように感じられるのはなぜだろうか。
イノベーション界の落ちこぼれは予定調和を武器にしたがるように感じられる。
どこかの誰かも言ってるように、オワコン化に抗いたければ自分の頭で考えるしかないのだ。
オワコン化に抗うことができた暁には、きっと一期一会のパターン化が成立してるはず。
だから続くのだ。