昨夜また大きな地震が起きた。
東日本大震災の時もそうだったが、たまたま距離が大きく離れてることと、発生のタイミングで寝てたり、たまたまニュースや情報に接することから縁遠い時間を過ごしていると、現代でも知るまでに発生から大きな時間差がある場合がある。
2011年の東日本大震災の時は、私がとんでもない地震が起きたということを知ったのは発生から5時間後だった。
今回の地震では今朝になってからだ。
福島や宮城の方にとっては、予兆もなくロシア軍に侵攻されたようなものだろう。
さて、地震大国日本に住む日本人にとって、最近地震にも種類があるという理解が進んでいる。
それが本震、前震、余震だ。
これらは、後から分かることだが、これで終わりではないかもしれないという恐怖を持続させる効果がある。
福島、宮城や東北地方で地震が起きると、この10年いつも東日本大震災の余震だという言われ方をしていた。
しかし、今回はそうではないようだ。
「太平洋プレート逆断層型」「東日本大震災の余震ではない」 古村孝志・東大地震研教授https://t.co/Ut8UptqNir
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2022年3月16日
海側から押されて歪(ひず)みエネルギーが蓄積した太平洋プレート内の断層が活動した「逆断層型地震」だ。
東日本大震災のような、海側と陸側のプレートの境界で固着域がすべることで生じる「プレート境界型」の地震とは発生メカニズムが異なるため、東日本大震災の余震ではない。この場所では東日本大震災の余震とは無関係に、M7~7・5程度の地震が繰り返し活発に起きている。
1枚目:東日本大震災
— 炎上動画・面白ネタ拡散バード🇯🇵 (@enjou_kakusan) 2022年3月16日
2枚目:熊本地震
どちらも共通したのは
・大きな地震がきたためそれが本震だと思われた
・24時間以内に再び規模の大きな地震がきたが少し弱まったので余震だと思われた
実はどちらも前震で、約48時間後に本震が始まった#緊急地震速報 #津波注意報 #震度5弱 pic.twitter.com/yz8c0MkHB9
テレビ等を見てると、今回の地震では立て続けに二回揺れたと体感の印象を語る人が多いことも特徴のようだ。
これ通知が来た時にリアルタイムで見てたけどs波が終わった後に強い地震があったじゃん。おかしくね?
— rukasan (@rukaruka_luke) 2022年3月16日
地震2回あったんだよ pic.twitter.com/tcJmr7dUCZ
俺が言いたいことはこうゆうこと pic.twitter.com/HimMbBzy6Q
— rukasan (@rukaruka_luke) 2022年3月16日
これまで思われていた前震と本震の時間差は数日後などではなく、数十秒差での発生だったようだ。
GoogleTrendsで本震と前震に対する反応を検索可能な2004年以降で見ると、
世間が前震、本震を認識したのは2016年の熊本地震と2018年の北海道胆振東部地震からだと分かる。
このグラフに余震を加えて比較すると、
検索レベルでは余震は圧倒的で、大きな地震の揺れがいかにトラウマになるかが感じられる。
危機管理の世界では自然災害は戦争と同列に扱われるという。
3月14日の報道で、ウクライナの経済損失がゼレンスキー政権のまとめでは日本円で11兆8000億を超えたと伝えられていた。
この数字を受けてある方がツイートで上げてる数字があった。
この方は、ウクライナの経済損失が10兆円として計算していた。
東日本大震災の損失は17兆円。
ただし日本のGDPが5兆ドル、ウクライナが1500億ドル。規模が30倍違う。
東日本大震災の18倍ぐらいダメージ食らってる
阪神淡路大震災の損失も10兆円。
当時の兵庫県のGDPも1500億ドルぐらいだな。
地震だけではなく台風もある日本では、常に内戦が起きてるようなものなのだ、と思えてくる。