なんとなくお笑い四天王というワードを思い出していた。
お笑い四天王とは、
- ビートたけし
- タモリ
- 明石家さんま
この三人に加えてあと一人は人によって違う。
元々は島田紳助だったような気がするが、彼はスキャンダルの人だったので賛否が分かれるようだ。
確定してる三人について考えると、今でもお笑いをやっているのは明石家さんまさんだけで、ビートたけしさんもタモリさんももはや違う分野の人になっている。
しかし、二人とも独自の知識や経験や感性を活かしたアーティスティックな活動をしていて、そこには高いオリジナリティが感じられる。
そういえば、明石家さんまさんだってあの話術や話芸は、ずっと一貫してるように感じるが、実際には高度なアートにまで高まっているのかもしれない。
昭和平成令和と、世の中の価値観はお金を中心としたもので、多くの人はお金を得るために仕事をするのだが、その仕事の分野で一定の成果を上げた人の多くが生き方としてビジネスとは異質のライフワークを求める。
お金への執着が消えるわけではないだろうが、それだけではない、それとは別の長期に渡ってエネルギーを注げるような対象を求める。
陶芸や蕎麦打ちなんていうのも定番だ。
何にでも順位やランキングを付けたがるのが日本人だが、ライフワークとして取り組むようなことの多くは、順位づけやランキング付けは可能かもしれないが、そこに需要があるようには感じられない。
つまり、他人と比べて上とか下とかという相対性を意識するのではなく、自分なりの美学や美意識に照らし合わせての絶対性を追い求めるもので、強いていうなら比較の相手は自分自身になる。
他人との比較での相対性に一喜一憂することに疲れたら、ライバルはあくまでも自分という絶対性を追い求めるアートに勤しむのは悪くないはずだ。
マズローの欲求5段解説によると、他の全ての欲求を満たした上に存在するのが自己実現欲求だが、デジタル時代の現代では、アナログ時代ならば段階を経て積み重ねなければ成立しなかった世界観が、単独でも成立するハードルがぐっと下がっているはず。
対象はなんでも構わないが、唯一問われるのは他人との比較に一喜一憂しないこと、それが可能であればやってることは全てアートになるはず。
最低限の道具は必要になるが、決してお金をかけることが大事なわけではない。
自己実現に興味があるならばアートを目指そう!