起きて行動や活動を継続することは、それが遊びであろうと勉強や仕事であろうとそれなりに体力を使うことだと多くの人が認めるし、その継続の度合いによっては努力と評される。
一方で、ずっと寝続けることは何もしてないと思われ、サボってるとか怠けてるとかだらしないことだと思われがち。
睡眠がいかに大事かが知られるようになっても睡眠を多く取ることは他人からはあまり評価されない。
しかし、大谷翔平さんの登場と活躍のおかげでかなり空気は変わってるはず。
オフシーズンには睡眠時間10時間に加え昼寝も2時間取っているらしい。
10時間ベッドや布団でゴロゴロした経験を持ってる人でも、睡眠時間10時間はなかなか取れない。
寝続けるのも楽ではないのだ。
楽ではないと言っても、起きて活動するのとは違うのでカロリーの消費は少ないので、睡眠の間に能動的な何かが行われてる実感が乏しいのも睡眠にネガティブなイメージを与えるのだろう。
睡眠で体力が回復することを実感することはあるが、それ以外に何が行われているのだろうかと思いChatGPTに質問してみた。
その答えを要約すると、睡眠が担っているのは修復と回復だ。
逆にいうと起きて活動することは損傷を促進する行為になるのだ。
体力とざっくり言ってるが守備範囲が広く、神経系やホルモン分泌や免疫系なども起きて活動してる日中に傷ついているのだ。
これはケガをしてるような自覚を伴うものではなく、もっと無自覚な種類だ。
睡眠による損傷からの回復や修復は成長でもあるので、赤ちゃんや子供の睡眠時間が長いのは当然だ。
一見バリバリ頑張っている人ほど睡眠時間を取っていないことが多いが、真に発揮してるパフォーマンスに目を向けると、結果が出せてるのはコネを持ってるからだけが理由で、パフォーマンスなどとは別の種類の恩恵によるものであることがほとんど。
睡眠時間が少ない人は結果は出せても、発揮するパフォーマンスは低いのだが、世間はパフォーマンスよりも結果だけを欲しがる傾向が強いので、評価されがちなことは不都合な真実だ。
簡単なことではないかもしれないが、不都合な真実からは目を逸らしてはいけないし、その種類によっては抗うことも大事になる。
睡眠を軽視する人に振り回されることは人生の大きな損失だし、たっぷり睡眠を取る前提であれば、日中はクタクタへとへとになるくらいの活動がちょうど良いのだ。