今や常勝軍団になったのが青学の駅伝部(陸上競技部)。
箱根駅伝での初優勝は2015年、その数年前からダークホース的な存在として一部で注目されていたが花が開いたのは2015年。
わたしを含めて多くの人が青学の駅伝を認識したのは2015年以降のはず。
監督が独特で、その監督と選手の関係も独特だった。
すべてのスポーツ界にその関係性は影響を及ぼしただろうが、未だに昔の関係性を引きずる指導者と選手という関係性も少なくない。
2023年の夏の甲子園で、新鮮だった頃の青学の駅伝を思わせるような存在が慶應義塾高校の野球部だ。
監督が独特で、監督と生徒の関係性も独特に見える。
この印象は、勝てば官軍的ではあるが、確実に新しい扉が開いてる感じを与える。
今年の夏の甲子園で慶應義塾高校が最初に話題になったのは、わたしが認識したというだけだが、選手が丸刈りではないということでだった。
実際の慶應の試合を見ずに勝手に選手はロン毛なんだなと思い込み不快を感じたことを覚えている。
初めて見たのは準決勝の試合。
丸刈りじゃないといっても、丸刈りよりも爽やかで清潔な印象を感じて拍子抜けだった。
ゲスの勘繰りでは親の七光りの選手が注目されてるだけだと思っていたが、それは伝えるメディアがゲスだからだと分かった。
ただ、そういうゲスな要素も賢く追い風にしたはず。
伝わってくる話によると1日の練習時間は2時間らしい。
夏の風物詩である甲子園での高校野球は古臭い存在でもあるが、猛暑酷暑の日本に爽やかな一陣の風がパラダイムシフトを運んで来てるように感じる。
決勝戦は明日だ。