違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

奥が深い私人逮捕

私人逮捕を生業にしてるYouTuberが話題になっている。

 

 

 

 

巷の反応はピンからキリで、多くの人にとっては目クソのYouTuberが鼻くそのダフ屋を、それも反撃されない相手を選んで、私人逮捕という演劇を展開してると感じているようで、どちらにも不快を感じてるようだ。

 

 

個人的には、私人逮捕といえば王道は痴漢の犯人逮捕や目の前で起きた弱者に対する理不尽な暴力をイメージする。

 

しかし、私人逮捕には冤罪のリスクもある。

 

痴漢の冤罪の場合、捕まえた方はゴメンで済むかもしれないが、捕まった方はゴメンでは済まない。

 

 

一見弱者のように見えてもそうではないケースもある。

 

私人逮捕にはエンターテイメント性があるのは確かだが、エンタメとしてやるときっとメンタルを病むことになるだろうし、逆にいうとメンタルが病んでるからこそできるとも言える。

 

まあ、拠り所は正義の振りかざしだろうが。

 

 

検索してると強者がいた。

 

 

 

 

この後どういう展開になったかはこのツイートに続くリプライを見に行って欲しい。

 

 

ちなみに、GoogleTrendsで『私人逮捕』と検索すると最近5年でも何度か話題になっていた。

 

 

 

 

グラフの動きを見ると、今回の話題よりも今年2月の方が反応としては大きい。

 

わたしはまったく知らなかったがいったい何があったのか?

 

調べると次のような事件があったらしい。

 

 

別の記事には次のような状況説明もあった。

 

 

店主は当時について、次のように語る。

「『つけ麺とは、冷たい水で締めた麺を温かい汁につけて食べるものなんですよ』と説明したところ『お前ら、ぶっ殺すぞ』と立ち上がりました。カウンター越しで応対していたのですが、スタッフである妻と背負っている娘(0歳)にまで暴言を言い出したため、客席側まで出てなだめようとしました」

すると、客は振り上げていた右拳を振り下ろし、店主の左手首にぶつけてきたという。

「威力業務妨害、暴行の現行犯で私人逮捕する旨を説明して確保しました。その際は、身体に直接触れないように、上着の襟元、右袖を掴んで拘束し、居合わせた常連さんに通報してもらいました」

その後、警察署に被害届を提出した。警察からは、客は検察に送致されると説明を受けたという。

 

 

 

私人逮捕には緊急避難的なものもあれば、瞬間的な怒りの発露もあるし、積もり積もった怒りもある、またYouTuberのようにエンタメ風私利私欲と色々あるのだ。

 

 

正義は厄介だ。