明日ジャニーズ事務所が今後に関する記者会見をするが、当初はジャニーズという名称の変更が発表されるのではと言われていたが、今日になって名称を公募するのではないかという話も聞こえてきた。
ジャニーズという名称の変更が容易ではない理由の一つとしてファンクラブの存在があると言われていたが、なんだかピンと来ない話でもあった。
個人的には誰のファンかと聞かれれば答える程度のことはあってもファンクラブに入会したいとまで思う人がいたことはない。
人間は自分を基準に考えることが多いので、私はファンクラブに入会するような人の気持ちがよく分かってないと言えるはず。
当然、ファンクラブに入会してる人なんて少数派だと思っているが改めて調べてみた。
調べるに当たって一昔前の事情も知りたいと調べ始めた。
2012年の日本経済新聞でファンクラブに入会する理由を記事として取り上げていた。
その記事の中から興味深い部分を引用すると、先ず料金システムについて。
AKB48の公式ファンクラブは破格の値下げが話題となった。昨年12月、「二本柱の会」として改めて発足。2006年から続けてきた従来の「柱の会」は入会金1000円、年会費4000円(それぞれ税込み)だったが、今回は年会費を88%安の480円に引き下げた。
急速に知名度を上げている5人組ユニット、ももいろクローバーZ。08年に結成してから「いま、会えるアイドル」というキャッチフレーズを掲げ、各地の家電量販店を巡るなど地道な活動を続けてきた。AKBと同様に親近感の湧くアイドルを目指したのが奏功し、日本武道館でライブを開催できるまで成長した。ただ、ファンクラブは入会金1000円、年会費4000円(別途、手数料525円)と、年会費はAKBの8倍する。
男性アイドルのファンクラブも入会金と年会費を合わせて4000~5000円が相場だ。ジャニーズ事務所に所属するSMAP、嵐、NEWSなどはそれぞれ入会金1000円、年会費4000円としている。EXILEは年会費4000円(別途、手数料200円)となっている。
スポーツのファンクラブについても言及はあったが総括すると次のようになるらしい
スポーツのファンクラブが入場料の割引率で集客するのは、アイドルのように「会員であることへの満足感」だけでは物足りないことの裏返しでもある。もし熱狂的なファン層を拡大できれば、割引を強調しなくても自然と来場者数は増えるだろう。
ファンクラブに入会する理由については以下のようにまとめてあった。
ファンクラブに入る理由は人それぞれだが、主な効果は
(1)ライブなどのチケット優先予約、
(2)ファン向けイベントやテレビ収録への参加、
(3)会員であること自体がもたらす満足感、
に大別できそうだ。
以上は2012年の記事なので一昔前の事情だ。
最近ではファンが応援する人のことを『推し』などと呼ぶが、この推しが生まれたのはいつ頃だろうか?
2011年に生まれた言葉だと分かる、調べると今と意味は同じだが、最近に至るまで定着したとは言えないような推移を見せていて、定着したのは最近だと分かる。
直近のファンクラブ事情でいうと、ジャニーズの上位は次の通り。
1位:嵐 308万人
2位:Snow Man 122万人
3位:King&Prince 105万人
4位:関ジャニ 79万人
以下は略するが11位までは50万人を超えている。
これはTwitterのフォロワー数ではなく、これは会費を払ってる人の数なのだ。
EXILEなどもグループを多数抱え、非公表ながら総数では100万人を超えてると言われているようだ。
おそらく単なるエンタメ界を超え、あらゆるビジネスや政治ですら擦り寄ってることは疑いようがない。
こういうことと無縁で生きてきた私には全く見えてない世界が結構な勢力を持っているのだ。
ファンクラブ恐るべし!