インプットとアウトプットの中間に存在するのがブラックボックス。
人間の場合ならばブラックボックスは人それぞれの脳やセンスや感受性などが当たるだろう。
モノづくりにおける手作りもブラックボックスは人間の内側にあるものになるだろう。
つまり、商売として儲かるというような尺度ではなく、モノを完成させるという尺度では主導権は作り手のブラックボックスにある。
しかし、これが現代の工業製品となると、この場合の現代とはアナログではないデジタルなものとして、多種多様な分業や外注は主導権が発注関係の上位にいる側にあるとは限らなくなる。
だからだろうが、
「ハードだけ売ってほしい」、自動車部品メーカーに突き付けられた異変
記事の要点を引用すると、
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「ハードウエアだけを売ってほしい」。最近増えているのが、自動車部品メーカー(サプライヤー)に対する自動車メーカーからのこうした要求だ。フランスValeo(ヴァレオ)やドイツZF、同Bosch(ボッシュ)など大手サプライヤーも、そうしたケースが増えていることを認める。
背景にあるのは、電気自動車(EV)化の先に見据える、ソフトウエア定義車両(SDV)化や自動運転(AD)化の存在だ。SDV化やAD化では、クルマにおけるソフトウエアの重要性が増し、自動車メーカーはその主導権を握りたいと考えるようになるからだ。
〜〜〜引用ここまで
主導権争いと言えば、現金とキャッシュレスもだ。
どちらも一長一短だが、そこに物議を醸すインボイス制度で一気にキャッシュレスに舵を切るのかと思えば、そういうわけでもなさそう。
少子高齢化で子供の数が少ないことを嘆く声は大きくても、政治的な主導権は高齢者が握っている、政治家側も有権者側も。
最近世の中では弱者や主従関係の従側の反乱が目に付くように感じる。
きっと、世間の主導権争いが活性化してるのだろう。