違う見方

誰でもできるけど、自分にしかできないのが、判断するということ! 情報過多な現代は偏り(バイアス)も強いので思わぬ方向にずれていくこともある。そんなズレを修正したりブレーキをかけるために少し違う目線を持ってみたいという備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

プライシング(値付け)の変化にもアートや芸術の影響が出てる!

私が見たのは夕方だったが、こんなニュースをやっていた。

 

 

 

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ダイナミックプライシングの始まりは、転売対策を巡る駆け引きのようだが、定価でもなければ、オープンプライスでもなく、エンドユーザーから見ると主導権を取れるのか、それとも取られるのかが気になるところだ。

 

 

バブル崩壊後のデフレの日本では、転売を含めて中間業者が価格に関しては主導権を取っていたが、主導権を取り戻すことができるだろうか?

 

見方によっては、中間の転売業者がやっていたことを公式にやろうとしてるようでもある。

 

“ダイナミックプライシング”をGoogle Trendsで見ると、決して最近のことばではないと分かる、但し検索数は少ないのでまだ一部の人しか注目してないだろう。

 

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“ダイナミックプライシング”は、日本ではスポーツ分野での導入から始まったが、これは毎試合がナマモノゆえの“時価”という発想だと言えそうだ。

 

米スポーツ界に革命を起こしたダイナミックプライシング 2014/11/19

今日は、スポーツ観戦チケットの値付けの話をしようと思います。突然ですが、皆さんは「ダイナミックプライシング」(Dynamic Pricing)という言葉を聞いたことはありますか? レベニューマネジメント(顧客の購入意欲に応じて商品・サービスの価格と割当量を変えることで収益の最大化を図る)の考え方をスポーツ界に応用した値付け手法です。

 

 

 

スポーツ以外でもナマモノとの相性は良いはずなので、貯めることができない電力にも適用可能だ。

 

電気料金にはメニューがあり、使い方によって価格が変動するという仕組みは電力自由化で既に導入されている。

 

しかし、一般にはあまり認知されてなく、東日本大震災での原発問題で一気に認知が進んだ。

 

電力料金が毎日変わるダイナミック・プライシング、生活にどう影響    2012/6/13  日本経済新聞  

 

 

値付けは、需要と供給で決まるという経済学の古典があるが、その値付けの根拠には原価という縛りが存在する。

 

ダイナミックプライシングは、需要と供給だけでなく“旬やタイミング”も加味して値付けが決定されるというやり方で、ナマモノの場合、売れなければ捨てたのと同じことになる。

 

しかし、ダイナミックプライシングという考え方が広く浸透すれば、エンドユーザーの気持ちに影響を与えるようになる。

 

 

顧客の心理を突く有効な価格戦略あれこれ  Gigazine 2015/5/8         

顧客の状況に合わせて価格が変動する「ダイナミック・プライシング(価格変動設定)」は、販売側の利益を最大化できる魅力的な手法ですが、長期的な販売力を低下させるとも言われています。ダイナミック・プライシングは需要と供給に基づいた価格調整ができれば有効なものの、顧客の支払い能力に応じて価格を変動してしまうと悪評が立ってしまうので、もしダイナミック・プライシングを導入する場合は注意が必要です。

 

 

 

行列に並ぶことが嫌な人は、好きでも並んでまで欲しくないと考えるように、気分は人の行動に深く影響を与えるが、ダイナミックプライシングが導入されると、行列ができない程度に価格が上げられ、お客が少ない場合は、価格を下げ客を呼び寄せるという調整が可能になり、これによって売り上げや利益をダイナミックプライシング導入前より改善できる可能性が出てくる。

 

また、気分の影響を受けるという意味では、メルカリの登場が、気分で値付けをするという文化を顕在化させた。

 

原価に照らし合わせて値付けを考える従来のビジネス手法だと合理性があるとは思えない価格で、売買が成立している。

 

今年の夏には、ビン詰めの砂が「甲子園の砂」と称して売られているのを多数見た。

 

本物かどうかもわからないし、本物だとしても所詮砂!

 

砂自体の原価はゼロだ。

 

それが結構な値段で売れている。

 

値付けは既に合理性から離れて、気分やノリで設定され始めているのだ。

 

最近、次世代はアートや芸術が主役というエントリーを書いたが、値付けのあり方にもアートや芸術の流儀が浸透し始めてるようだ!