波はどこにできるか?
ここでいう波とは、誰もが乗りたがる流行のようなもの。
実際に波に乗るサーフィンでは、沖まで自力で出て乗りたい波が来るのを待つ。
波が来たら乗り、上手く乗れてもエンジョイできるのは波が岸に着くまで。
上手く乗れても上手く乗れなくても、再度エンジョイするためには再び自力で沖まで出て求める波を待つことになる。
実際の波を掴むサーフィンではこの繰り返し。
では流行の波を掴むためにはどうしてるだろうか?
流行の波に乗ろうとする人の多くは、波の出来始めは見えないし気付かない。
先に波に乗ってる人が見えてから「あっ、あそこに波がある」と反応する。
波に近づくこともできない人もいるだろうし、波の近くにいても乗るタイミングを掴めないままだったり、波に乗ろうとしても乗り損なうということも少なくないだろう。
現実の流行の波を、ユーザーとして流行してることをはっきり認識して乗ることには何のリスクもないし乗り損なうこともないが、単なるユーザーとしてではなく、その流行で得をしたいとか儲けたいと思うならば波に上手に乗るしかない。
しかし現代の波の寿命や賞味期限は短い、短いというよりもスピードアップが著しい。
大事なことは、中途半端に乗ることよりも上手に乗れることだ。
波を掴み損ねたらやり直せば良いが、体力と時間は消耗する。
チャレンジは、持ってる体力と時間次第という制限を受けることになる。
ここでいう体力や時間は、さまざまな比喩も可能だろうが、自分の環境に応じたものが何かは気付きやすいだろう。
流行の波の終わりがいわゆるオワコンなのだろう。
あるツイートが目についた、これもいわゆるオワコン論だ。
コミケの時代の終わり―BLも、ニッチな本も消えていく―|早稲田大学負けヒロイン研究会
— 早稲田大学負けヒロイン研究会 (@LoseHeroine_WSD) 2023年12月17日
記事を公開しました!よろしくお願いします。
#note #コミケ https://t.co/arFnKckOjx
このリンクの記事には賛否両論たくさんある。
記事を読んだが内容的にはわたしには分からないことが多すぎるのだが、ただあったはずの波が消えつつあることを感じているんだなということだけは分かるし、この記事に対する意見の中には別の波に乗り換え始めてる人が多いと感じられる指摘もあった。
ブログもオワコンだと言われるようになって久しいし、確かに波としては小さくなってることは実感できるが、人間が相手である限り文字や言語は映像がどんなに雄弁になっても欠かせないし、AIに書かせるという方法も台頭してるようだし、なんだかんだと言われながらも文字や言葉による表現の世界はしぶとく持ち堪えているように感じられる。