ネイティブ日本人にはきっとピンとくる寄らば大樹の陰は、英語などの外国語では無理矢理翻訳してもその本来の意味はピンとこないらしい。
おそらく、赤信号みんなで渡れば怖くないにも通じるだろう。
寄らば大樹の陰によく似た表現に虎の威を借る狐がある。
虎の威を借る狐の意味を外国人に伝えても化けの皮が剥がれると言う意味でしか理解されないと聞いたことがある。
つまり、頼りになる、当てにできる、という意味では理解されないのだ。
ついでに言うと腐っても鯛もある。
現実社会ではさすがの日本人でも腐った鯛をありがたがる人はいないだろうが、昔は通用してたが今は通用しない人を過剰にありがたがることはいくらでもありそうだ。
日本は生産性が低いと言われる、GDPもドイツに抜かれるらしい。
生産性が低いとは具体的にはどういうことかというと次の2点だ。
- 同じ成果を上げるのに日本では大人数が必要
- 同じ成果を上げるのに日本ではより長時間が必要
この2点は合わせ技のダブルでのし掛かることがほとんどだから身も心も疲弊するというおまけまで付いてくる。
その割にはというか、だからかもしれないが、日本人は日本や日本人が褒められることが自分には関係なくても誇らしくなるらしい。
そこが変だよ日本人。