ChatGPTに『人間以外の動物に時間という概念はあるのか?』と聞くと、『生存戦略として持ってるかもしれないが人間のように時間を具体化することはできてない可能性が高い』と答えた。
続いて、『人間以外の動物に過去の栄光のような概念は有り得るか?』と聞くと、『高度な社会的動物は過去を認識してるかもしれないが栄光を認識できてるかは不明』と答えた。
時間を高度に認識できると過去現在未来という時間軸も意識できる。
過去の栄光に縋る人が過去を大切に思うのは当たり前だが、それは今や未来の軽視でもある。
衝動的な行動をとる場合は、今だけしか見えてないだろう。
人は置かれた状況によって、意識したり囚われる時間軸が変化する。
人生100年時代といわれる一方で不景気が続く今の日本では、若者ですら年金が大切だとはっきり自覚してるようだが、昔の若者は老後をイメージする力が弱かったように感じるのは持ってる時間軸が違っていたからだろう。
同様に現代の若者ほどデジタルタトゥーのように過去の失敗や悪事はロンダリングされないと思いがちだろうが、昭和生まれだと昭和の悪事は指名手配されるような種類でなければロンダリングが完了してると思っているだろうし、少々の悪事は時間が解決してくれると思っていただろう。
最近発覚する種々の芸能人の悪事も最近25年くらいの間の出来事が多い。
時間は万人に平等だと言われるし実際その通りかもしれないが、持ってる時間軸は人それぞれだとすると、時間が平等だとは言えなくなりそうな気もする。
時間軸というと過去現在未来だけだと思いがちだが、スパンという要素もある。
スパンは幅。
生活に関係する時間の単位だと、秒、分、時間、日、週、月、年、とある。
さらに1年、5年、10年…と限りない。
どういう時間軸を持っていて、どういう時間のスパンに価値を持っているかは人それぞれで個性が現れるはずだが案外その違いには着目しない。