過剰に空気を読むことを強いることが非難されるようになって久しいが、空気が全く読めないことや、間違った逆張りはやっぱり愚かだと思い知らされる出来事が野球に関連して起きていた。
新庄剛志監督に「OBはみんな嫌な気分になっている」 清原和博氏が不快感露わ...エールから一転 11/18(木)
この件で、清原の更正を温かく見守っていた人の中には気持ちが冷めた人も少なくないだろう。
そしてもう一人、実績はあるのに人望が無かった人がさらに人望を失う発言をしている。
「大谷翔平のMVPは無理でしょ」 大外しの石毛宏典氏にツッコミ殺到「これは釈明もの」 11/19(金)
この二人、ほぼ同じ時期を西武ライオンズで過ごしてるという共通点ゆえにライオンズファンは辛い思いをしてるはず。
今のライオンズとは何の関係もないのに、ビッグネームゆえにトバッチリを受けてるのだから。
どちらも、発言の自由を否定したくて炎上してるわけではなく、世間を不愉快にさせたからdisられているのだ。
本来は分別盛りな立場のはずが、発言内容を見ると清原は誰か野球界の年寄りの重鎮に忖度し媚びるための発言であることは明らかだし、石毛は逆張りの炎上戦略でアクセスを増やしたいという意図がスケスケなのが、世間の不愉快を煽るのだ。
さらに、今回に限った話というよりも、これまでもそうだったというブーメランにもなっているのだ。
おもしろい記事があった。
その記事の中では清原と石毛がともに過ごした時代のライオンズの空気について書いてある、言ってるのは石毛。
「そんなものに負けてたまるか」 西武の石毛宏典はID野球に反発した
――当時、ペナントレース中のライオンズにはチームワークはなかったんですか?
石毛チームワークはなかったですよ。それぞれが自分の仕事をするだけですから。でも、チームワークはなくても、仕事に対する責任感、使命感はみんなが持っていましたね。レギュラーを張ってる人間は給料が高く、裏方さんを含めた多くの人の生活も背負っている。たとえば、清原は二日酔いでグラウンドに来るときがあったんですが、そんな姿を球団職員や裏方さんが見たら、「何だ、コイツ」となるわけです。そういうときには、俺も注意はしますよ。「キヨ、飲んでもいいけど、試合だけはちゃんとやれよ。みんなの生活がかかっているんだぞ」って。でも、それはチームワークではないです。
人間は変わっていく生き物なのか、それとも変われない生き物なのか?
そう言えば、バカは死ななきゃ治らない、という表現があったなと思い出す。
でも、それに続いてバカは死んでも治らないとも言われていたなと思い出す。