違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

生きることは危機管理

失敗すると反省するかもしれないが、上手く行った場合にはほぼ反省しない、これが凡人だ。

 

反省することは良いことで、反省しないことは良くないことだと思われがち。

 

しかし実際には、反省することを良いことにするのは、良い反省の仕方をした場合だけのはず。

 

失敗した人のほとんどは、失敗した理由を正しく把握できてないことが多いのはもちろんだとしても、上手く行った場合に上手く行った理由を把握できてない人も思ってるよりも多いはず。

 

失敗しても上手く行っても、その理由が分かってなければ、反省するにしても次に活かすにしても、手掛かりとなる材料や情報がないことになる。

 

 

つまり、役に立てるための材料や情報を持ち合わせてないと、向上や改善のための反省のベクトルは質には向かえず、量(≒時間)に向かいがちになる。

 

 

誰だって一度や二度は思ったことがあるだろう、タイムマシンがあって過去に戻れたらどうやり直すかと。

 

しかし、ライバルも皆んな思いを秘めてタイムマシンで戻って来てたらと想像すると、やっぱりタイムマシンがあったとしても過去に戻りたいとは思わない、と思い直す人も多いのではないだろうか。

 

 

それは反省が不十分であるからであり、経験や体験のフィードバックが不十分だから、やり直しても同じことの繰り返しになるだけだなとなんとなく分かるからだ。

 

 

成功体験と擬似関係にあるものに『何も被害を受けなかった』という経験がある。

 

この経験が何度も続くと、被害は自分には降りかからないと思いやすくなる。

 

 

世の中では日々さまざまな事件や事故が起きたくさんの被害者や犠牲者が生まれるが、そんな人々よりも多いのは大事にならずにやり過ごせる人。

 

怖い思いはしたかもしれないが、喉元過ぎれば熱さを忘れるという人の方が数の上では圧倒的に多いはず。

 

 

現在台風14号が接近中、大多数の日本人にとってはその恐怖はまだ具体的ではないタイミング。

 

さんざんさまざまなメディアや報道で注意喚起がされてるが、なんの備えも準備もしてない人は、驚くほど多いに違いない。

 

 

明日、明後日、どういう気持ちになってるのだろうか?