イベント事で盛り上がった翌日にメンタルが落ち込むという人は多い。
二日酔いに似た症状とでも言えそうだ。
前日に仲間で盛り上がりモチベーションを高めたはずなのに、翌日になると昨日のあの自信はどこに行ったのだろうかと不安を感じたりすることは少なくない。
このような実体験や他人の体験談を知るにつれ、急激に盛り上がる感情を信じない、というかその盛り上がりが持続するかどうかこそが大事だと気付くようになった。
そういうことを意識するようになると、自分だけでなく他人のメンタルの振幅にも意識が行くようになる。
一般的には夜盛り上がった内容が、朝陽の元ではとても成り立たない内容だと思い知らされることが多いかもしれない。
通じ合ったと感じた思いが、そうでもなかったと思い知らされるのも太陽の力の為せるわざかもしれない。
メンタルの振幅のマイナス方向への振れが過剰に気になるようになると心を病みやすくなるだろう。
だからと言ってメンタルを上げること、それもできるだけ簡単にとなると依存を求めるようになる。
依存の代表格は人間関係と薬物。
人間関係が切磋琢磨や共に楽しむというものであれば良いが、そこに宗教やネットワークビジネスや詐欺が網を掛けようとしてることは少なくない。
何気ない一言でメンタルは揺れ動くということは誰でも経験してるだろう。
メンタルを強くするということを望むとますます揺れ動くのがメンタル。
メンタルを悪い意味で麻痺させるのが忙しいという状態。
忙しいという状態は、悩んだり落ち込む暇すらないことだが、悩みも落ち込みも実際には生じていて残ったままだという不都合はある。
悩みや落ち込みの多くは、悩んでも落ち込んでもなんの解決にもならないことばかり。
それよりも、メンタルの振幅に意識を向け、振れ幅の正体を自分なりに理解することは大事だろう。
そのためには自分と向き合う時間は必要だ。