違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ちょうど良いというすれ違い

選択肢があるような場合、誰でもベストは何かを探るだろう。

 

脳内にはベストのイメージを何となく描けるが、細部に目を凝らすとベストという概念は現実には選択肢として成立しないことに気付くことが多い。

 

だからベストと言いつつ条件が付く。

 

現状ではとか…。

 

英語で言うところのトレードオフが分かりやすい。

 

 

現実社会で使われるベストの意味合いは、限りなくちょうど良いに落ち着く。

 

過ごしやすい気温にベストはあるか?

 

多分一つの意見にまとまることなんてないだろうし、同じ気温でも天気によって印象はまるで違うし、自然の気温と空調で作られた気温でも印象は違うし、気温がテーマでも実際には湿度だって大いに影響するし。

 

ちょうど良いことがベストだと誰もが思ったとしても、ちょうど良い状態自体が人それぞれで一致しない。

 

その一致しなささの度合いが大きい人とはコミュニケーションだって上手くいかないはず。

 

 

ベストと似たような存在に正解がある。

 

数学的あるいは物理学的な数字で答えが一つに決まるような問い以外では、正解は複数存在しても不思議ではないことが多い。

 

一定の範囲に収まれば正解として扱って不都合がないちょうど良いという範囲は現実社会では容易に成立するはず。

 

ONとOFFの間に存在するファジーがちょうど良いと感じる人だって少なくないだろう。

 

そのファジーさもグラデーションの幅が大きいので、ちょうど良いだって幅があることは誰だって理解できる。

 

 

自分だけのちょうど良いについて考えておくことは賢明なはず。