違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

なんだかなあ〜の英語コンプレックス

なんだかなあ〜としか感じられないニュースが流れていた。

 

【春入学を廃止 全学生が秋入学へ】「大阪公立大の公用語を英語に」と吉村知事 公立大の国際競争力強化

 

 

私もそうだが、世間の多くの方がデジャブを感じたことだろう、そう楽天が社内公用語を英語にすると発表したアレだ。

 

香ばしい香りに誘われて調子に乗って検索すると次のような記事があった、1年前の記事。

 

 

楽天、ユニクロ、ホンダ……英語社内公用語化を進めた企業の末路
英語神聖視は世界を知らない井の中の蛙

 

2010年に楽天が、2012年からはユニクロ、ホンダも英語社内公用語化を取り入れたが、2024年現在の結論としては『日本語ですら話が通じない日本人』というのが実情なのだ。

 

 

英語社内公用語化の動きが影響を与えたのが、小学校への英語教育の導入らしいが、これまたずっと以前から日本にいながら子供に英語を学ばせたい場合最も有効なのは母親が英語を喋れることと言われていた。

 

会話というのは何語であろうと生活実感とリンクしなければ無意味なのだ。

 

 

本来話せる言葉が増えることは楽しいはずなのに、日本では強いるのは英語だけ、しかもあまり成果が上がってるとは言えない。

 

きっと導入の理由がコンプレックスの解消なのだろう。

 

英語さえできればと為政者や経営者が自分のコンプレックスを英語のせいにしようとして始まっているのだと思うと、あるいは英語推進や導入を決めることで賞賛を得られるという下心でもあったかもしれない。

 

しかし、そんな浅はかな思いは透けて見えるもの。

 

教える側も教わる側もそして傍観者ですら、悪いことではないはずなのになんだかなあ〜という思いが常について回るのだ。