前回のエントリーで、カルロス・ゴーンさんはチンパンジー(サ ル)タイプかもと書いた。
チンパンジー(サル)の反対は、ゴリラと位置付けた、と言っても これは山極寿一さんの考えなのだが。
勝ち負けが大事(=強い弱いが大事)なチンパンジー(サル)タイ プと、負けるという概念が存在しないゴリラという軸が人間観察に も当てはまりそうだ。
そして、人間を例える場合にもうひとつよくあるパターンとして犬 と猫に例えるというのがある。
犬派、ネコ派と分けることが多いが、多くはどちらが好きかという 話だが、人間のタイプとしても当てはまりそうだ。
最近、ペットとしては猫が犬の人気を上回っているが、実は人間の 生き方も犬より猫にシフトしている気がする。
飼い主に忠実なのが犬タイプ、自由で勝手気ままなのが猫タイプ。
日本での学校教育や家庭での教育は、従うべき人(親や先生、目上 の人)を教える教育であり、正解を求めることを教わる。
結果として、ドロップアウトでもしない限り、犬タイプを継続する ことになる。
社会に出ても、高度成長や一億総中流が成立していた頃は、犬タイ プが生きやすい時代だったが、21世紀になると正解が不明で、安心 して従える人も見当たらなくなり、いきなり「一人で結果を出せ」 と言われ始めたのが現代の多くの日本人だ。
犬タイプとして生きてきた人々が、今日からお前は猫だ、一人でや れと言われ始めたのが21世紀だ。
本当は猫タイプだったのに犬タイプを強いられていた人たちは、解 放された気になれただろうが、問題は根っからの犬タイプの人たち だ。
犬タイプからの脱却は、洗脳から抜け出るようなものだから、キッ カケとして「先ずは自分で考える」が必要になるが、前回のエント リーで紹介した次の記事のタイトルのような人々が凄く増えている のだ。
世の中は「簡単なこと」ができない人たちで溢れている 11/13(火)
日本人の場合、言うことをよく聞く犬タイプになることを小さい頃 から教育されることが多い。
また受験やビジネスなど結果や成果が大事になりだすと、勝ち負け が重要になり、否応なくチンパンジー(サル)化を強いられるよう になる。
犬タイプの生き方をすると、知らず知らずのうちに大事になるのが 自分の居場所や所属となり、犬とチンパンジーが合体すると、勝ち 負けを巡る闘いだけでなく、居場所を巡る闘いを繰り広げることに なるはずだ。
しかし直接、犬やチンパンジーを目指せと言われてるわけではない ので、その反対側にあるはずのゴリラや猫という存在(=価値観) が見えていない。
現代社会では、求められる社員タイプとして「犬&チンパンジー」 の方が需要は多いかもしれないが、これに馴染めない人にとって本 当の自分は「猫orゴリラ」ということはなかなか気付きにくいはずだ。
従順で言うことをよく聞き、ご主人様を必要とし、居場所を定めたがるのが『犬タイプ』。
勝ち負けが大事で、勝つことを目指すが、負けると手下になる『チンパンジータイプ』。
自己主張はするが、勝ち負けという概念を持たず、仲裁者がいれば争わない『ゴリラタイプ』。
自由気ままでマイペース、ペースを曲げてまで相手に合わせない『猫タイプ』。
本当はもっと分類は多岐に渡るかもしれないが、この4種類に分けて見るだけでも気付くことが多い。
現代社会では、勝ちにこだわるチンパンジータイプが主流なので①や④が目立つだろう。
①はサラリーマン的で、④は経営者やフリーランスになるだろうか?
②は公務員的な感じだろうか?
一口では定義しづらいのが③なのだが、時代がシフトするならば、③が要注目なのは言うまでもなさそうだ。
カルロス・ゴーンさんのことをチンパンジータイプだと言ったが、現在の日本の経営者の多くもチンパンジータイプが多いはずだ。
では、今回の件を報道する側やそのニュースを見てる人や、私のようにブログに書いたりSNSで発信してる人々はどのタイプに合致するのだろうか?
どうなんでしょうね
— ゆみやん (@wfa6zi1YVos4TxH) November 20, 2018
でもチンパンジーと人は99%遺伝子が同じで
犬や猫でも9割以上共通でバナナやウニですら6割から7割共通らしいですから
ちょっとした変化で人が生まれたのかもしれませんね
本当?、って思って検索するとどうやら本当らしい。
「人間とハエの遺伝子は半分同じ」などと言われますが、動物分類ではハエよりもウニの方が人に近い
天と地ほど離れてるくらい、世の中には共感できない人がたくさんいるが、どこが違うかといえば、大した違いなど無いのだ。
大した違いなど無いけど、違いを見分けたい場合は、この4つの動物のどれに該当するかを見極めるのは良い判断材料になりそうな気がする。