違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

グローバル化のトレードオフ

大量生産と大量消費とコスト削減を極めた結果進んだのがグローバル化。

 

グローバル化は、大国であっても自国だけで完結しないシステムを作り上げていたのだ。

 

資源少国の日本は、食料自給率低国でもあり、たびたびグローバル化のリスクを指摘されていたが、今大国ロシアもそれに直面している。

 

それも思わぬところから顕在化していた。

 

 

 

一見ロシアへ航空機をリースした金融機関がやられたと感じる出来事で、金融機関としてのリスクヘッジが問われることに感じるが、記事を読むとそれだけではなく、すべてがグローバル化の下で大国といえども自国で完結できないことばかりだと思い知らされる。

 

 

 

ロシアはソ連時代から航空機産業に強く、国産旅客機「スホーイスーパージェット」といった新鋭機もありますが、そのエンジンは外国製であるなど、もはや国内で完結することが困難になっています。兵器と航空機以外、外貨を稼げる産業は天然資源しかなかったロシアですから、この問題は航空機そのものだけにとどまらず、ありとあらゆる機械すべてにおいて発生することは想像に難くないところです。

 

 

 

大量生産、大量消費、コスト削減、グローバル化、これらを両立させるために当たり前に浸透したシステムの結果、今や世界から仲間外れにされると一気に循環が止まってしまうという予想外のSDGsに直面することが露呈した。

 

 

循環や持続可能性という観点で世の中や世界を見渡すと、リスクなどと思ってないことがとてつもないリスクだと気付かされることがたくさんありそうだ。