煽り運転の加害者についてその動機などを調べると、多くの加害者は自分こそが被害者だと思い込むことが煽りの動機だと判明したとする記事を見た。
煽ることは、仕返しであることもあれば、正しい運転を教えてやるというトンデモまで様々あるが、自分を被害者だと思い込むことだけは共通してるようなのだ。
こんな話を聞くと、『そういえば最近バカがすごく増えたな』と感じる人は多いだろう。
統計上の凶悪犯罪は減少の一途であっても、統計上犯罪に分類されないような迷惑行為はきっと激増してるのだろうが、当然そんなデータは統計上は存在しない。
しかし、それが時代が醸す空気感の為せる術だとすると、わたしやあなたがその空気と無縁であるわけないだろう。
わたしのことをとんでもない奴だと憎んでる見ず知らずの人が意外と身近にいるということになる。
犯人に心当たりが無いという事件や事故はきっと増える一方のはず。
一つだけ避けた方が良いだろうなと思う行為がある。
それは、法律上は間違ってない、罰せられるような行動はしてない、という他人の不愉快を誘う行為。
自分を振り返るとそういう行為をやってないなんてとても言えない。
そういう行為が取り返しのつかない不幸を招く前に自分の行動を振り返った方が賢明なのは言うまでもない。
最近バカが増えたなと感じた人は、自分もバカかもしれないと疑った方が良い。