来るぞ来るぞと言われてる未来はいつ来るのか?
こんな未来がやって来るという話はたくさん語られるが、それらが急に現れ一気に世の中を変えることは実際には殆ど無いが、深く静かに、でも着実に変化は訪れ、気がついたらガラッと変わってる、気付いた時には時代に乗り遅れている、そんな経験を持つ人は多いだろう。
変化する未来には2種類がある。
1つは、未知の技術が拓く世界だ。
ついに未来がやってくる。2017年に実現した、まるでSFな出来事たち 2017.12.26
・AIは引き続き人間を超えたがる
・ちゃんと使える人工子宮
・ロボットがさらに恐ろしく
・バイオハッカーが自らの体を遺伝子操作
・ある種の遺伝子治療にはゴーサイン
・AIでフェイクニュースがますます増える?
・脳をコンピュータ化したい企業たち
・人間のように歩くことを学んだAI
もう1つは、人間の生き方の変化だ。
「起業家的な働き方」をできない人たちの末路
従来型の「雇われ仕事」は消滅してしまう 2018年01月01日
テクノロジーやグローバル化の急激な進展は、無数の革新を生み出した。結果、「従来型の雇われ仕事の終焉(THE END OF JOBS)」が到来し、「起業家的な働き方」が求められるようになった。この事実を受け入れるかどうかで、今後の生き方は大きく変わる。
我々が目の当たりにしてる時代の変化は、モノを所有する喜びの背後にある『物欲』よりもSNSでの”いいね”を欲しがる背後にある『承認欲求』の方に魅力を感じるというような変化に留まっていたりする。
承認欲求の台頭の背景には、勝ち負けや順位を競い、少しでも上を目指すという価値観から、合格ラインを設定し、そのラインをクリアすれば良しとする価値観へのシフトがあるような気がする。
そして現在は、多くの人が”自分を魅力的に見せる合格ライン”をクリアすることに一生懸命になってるように見える。
化粧品の支出が、はじめて婦人服の支出を上回ったらしいです。ターゲットを変えずにブランドを出し続けたアパレル業界と、いち早くアンチエイジングなど高齢化に対応した化粧品業界との違いらしいですが、自分たちの都合で商品を作り続けた人たちと、顧客のことを考え続けた人たちの差でもありますねw pic.twitter.com/KP78SAzHOB
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2017年12月29日
洋服よりも化粧を重視するようになったということは、体の外側よりも、体の表面が重要だと思い始めているということだ。
「だからこそ、整形して360度かわいくならないといけないんですよね。若い世代の整形に対する考え方は、『親にもらった体に何してるの』から『きれいになるならいいじゃん』に、すごい勢いで変わってきていると思います」
老若男女問わず、スポーツしたり、筋トレしたりは、体の表面や内側を重要だと考えているからで、洋服より化粧を重視することと同じ理由に基いているだろう。
生き方が変わると、それを示すキーワードが変わってくる。
大西洋が語る「百貨店の構造的課題とこれからの小売業」 2018年1月1日
衣食住だった大分類が、今後は「お客さまのライフスタイル成熟による多様化」により、「美」や「健(康)」「癒(し)」「遊(び)」「学(び)」などのカテゴリーの分類に変わっていくのではと思います。
やっぱり、時代は変化しているようで、ここでも『行動する人』と『行動しない人』に二極分化が進むだろう。
『行動する人』とは起業家的な人で、雇われ仕事をするような人が『行動しない人』に分類されるようになるのだろう。