違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

過剰に外注に依存する世間!

ゴールドラッシュにおける砂金採掘者と採掘者相手にツルハシなど採掘に必要なものを扱うというビジネスは、利用する者と利用される者の関係のように言われながらも協力関係にある車の両輪のようでもある。

 

 

現代では砂金にあたるものは、

 

  • 事業を成功させたい
  • 投資を成功させたい
  • 悩みや心配を解決したい

 

などのように、望む結果を得たいということで今も昔も動機のレベルでは同じだろう。

 

 

では現代の、砂金採掘のツルハシ売りに相当する分野はどのようになっているだろうか?

 

 

いつからが現代かをどのように定義するかで若干持ってるイメージに違いが出るだろうが、私の中ではバブル崩壊後の90年代半ば以降だと位置付けている。

 

95年にはWindows95が出て、インターネットやITが一般人に関係するようになったのもこの時期からだ。

 

 

この時期から顕著に増え始めたのが外注

 

社員の雇用に関することに人材派遣が増え始め、求人に関しても外注が増えたが、この分野における砂金とは削減できるコスト(人件費)だった。

 

従来、儲かるとはヒトモノカネの拡大の上に成り立つものだと思われていたところに、コスト削減できれば縮小しても儲けられるというパラダイムシフトが起き始めた。

 

これ以降、外注に効率の良さが求められるようになった。

 

 

昔話はコレくらいにして、最近の外注事情に目を向けると、最近の外注は大事なことを外部に依存するものが増えている。

 

 

儲けたい人が、その儲けのネタを外注するということが少し前に流行った。

 

 

 

 

 

これらがどうなったかは記憶に新しい。

 

 

儲けをチラつかせる外注の世界は旬の移り変わりが目まぐるしく変化するようになっている。

 

 

最近では、指導や助言をしてくれる人をメンターと呼ぶことが増えている。

 

呼び名が変わると内容も変わったように感じられ質的に変化したように勝手に思い込んでしまうが、望むことは古典的で今も昔も大差ないので、指導や助言は本当は質的には変化してないはずだ。

 

指導や助言はお節介と紙一重だが、ここでも効率や結果が重視される。

 

 

指示や命令によらず、メンター(mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(mentee)本人と、関係をむすび自発的・自律的な発達を促す方法である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/メンタリング

 

 

 

 

 

 

指導や助言をしてくれる人の呼び名は次々と変化するが、肝心の中身はどうなのだろうか?

 

求めてる助言や指導が儲かることに関してであるならば、少し考えれば誰でも分かるが、本当に儲かるなら他人に教えるわけないということ。

 

ビジネスでメンターを引き受けようとする人が増えている。

 

YouTubeが流行っているからその編集を外注で引き受けますという話が非常に増えている。

 

映画やドラマに興味がある人ならば分かるはずだが、作品のレベルは編集で決まる。

 

そんな大事なことを外注に出す時点でレベルが高いものになるわけない。

 

 

 

外注することで一気に飛躍しようという考え方が、効率が良いと考える人が増えている。

 

 

賢いとバカは紙一重、このシンプルな事実が再確認できたような気がする。

 

あなたは、外注する派ですか、それともしない派ですか、外注するとすればどんな条件を付けますか?

 

この質問も人物判断には有効だと思う。